31:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2013/07/09(火) 23:17:09.23 ID:9ALPomJq0
「っ……」
目を極限まで見開き、額から尋常じゃない量の汗が滴っている。
少女の顔色は蒼白でまるで幽霊のようだ。
追いつかれたら死ぬ。少女はそう実感していた。
だからこそ足の痛みも気にせず、迫り来る死から逃走している。
背後からは、嫌な笑い声がガンガンと聞こえ、それが少女を更に加速させる。
「あっ!!」
少女が突如、大声を出す。その視線の先には腕に緑の、ジャッジメントの腕章をつけた少女。
それを見て、追われていた少女の顔が安堵の表情に包まれていく。
「た、助けてっ!!能力者がっ!!」
頻りに後ろを確認しながら必死の形相で訴える。
大声を上げながら背後の危険を伝える。
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