過去ログ - 恵美「もしも魔王の正体に気づかなかったら」3巻
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36:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/07/06(土) 19:48:13.23 ID:6QX93pwdo
私達は、一周約十五分という大観覧車に乗り込んでいた。
私と貞夫は向い合って座り、アラス・ラムスは窓に張り付いて外の風景に夢中だ。

恵美「……今度こそ、ちゃんと話してもらいましょうか。何でこの子を引き取ったの」

恵美「さっきのおでこの月の紋章、なんなのか知ってる風だったわね。隠さず教えてもらうわ」

真奥「あー、そのぉ……」

彼は言いづらそうに口をもごもごしているが、こちらも引く気はない。

アラス・ラムス「ままー、大きいの、あれなにー?」

恵美「ん……東京スカイツリーよ」

真奥「あんなもんがあるせいで、テレビ買うだけじゃ何も見られなくなっちまうんだよな」

恵美「ごまかさないで」

真奥「……はい」

冷たく言うと、彼が縮こまる。

ため息を一つついて、懇願した。

恵美「……お願い、話して。さっき私の前に現れた女は、この子の敵が来ると言ってた」

恵美「私は……仮にも、この子の母親よ」

恵美「この子と、それにあなたを守りたいの。除け者になんてしないで」


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