過去ログ - 恵美「もしも魔王の正体に気づかなかったら」3巻
1- 20
44:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/07/06(土) 19:52:04.16 ID:6QX93pwdo
真奥「おい、アラス・ラムス。あのおじさん、知り合いか? お前を連れていきたいらしいんだが」

アラス・ラムス「いや! だいっきらい!!」

アラス・ラムス「まるくとも、けてるも、びなーも、こくまも、みんなつれてっちゃった! だいっきらい!」

ガブリエル「ああもぅ、余計なこと言わないでよー」

頭を抱えるガブリエルだが、これで私と貞夫の肚は決まった。
この子が嫌だと言うところに行かせるつもりなど、ない。

ガブリエル「えー……じゃあ聖剣……」

恵美「お断りよ。それとも、あなたもサリエルみたいにセクハラで何とかしてみる? 変態」

サリエルの具体的な所業は知らなかったのか、変態呼ばわりにガブリエルが眉をひそめる。
めんどいよーとぶつくさ言ってから奴は続けた。

ガブリエル「……聖剣は、まぁ、サリエルが手ぇ出せなかったくらいだから、在り処が確認できただけで今はいいよ」

ガブリエル「でも、その子はそういうわけにはいかないの。お願い、帰して」

真奥「却下だ」

ガブリエル「もともとうちの子だよ?」

真奥「今は俺が親だ」

不毛なやり取りの末、嘆息したガブリエルは、

ガブリエル「……めんどいなぁ、もう。本当は、嫌なんだからね?」

凄まじい聖法気を放射し、気づけば貞夫の目の前に立っていた。
思わず仰け反る。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
99Res/100.81 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice