過去ログ - 恵美「もしも魔王の正体に気づかなかったら」3巻
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60:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/07/06(土) 20:00:09.46 ID:6QX93pwdo
ガブリエル「ったくもう、君に手荒なマネはしたくないのにさー、どうして分かってくれないかな? 元々僕が管理してたんだよ?」

アラス・ラムス「たのんでないもん!」

ガブリエル「や、頼まれちゃいないけどそれが僕の役目であって……」

そこで奴が真顔になり黙る。
……今の、声は。

アラス・ラムス「あたしたちはたのしくあそんでただけなのに」

普段より、心なしかはっきりしたその口調。

アラス・ラムス「まるくとがいってた。あなたたちは、うそつきだって。うそをついて、かみさまになったんだって!」

彼女が貞夫に触れる。
瞬間、ガブリエルのしていた何かは効力を失い、貞夫が呼吸を取り戻した。

アラス・ラムス「あたし、あなたのこと、だいっきらい!」

アラス・ラムス「あたしたちをひきはなしたこと、あたしたちをとじこめたこと、それに」

彼女の額に三日月の紋章が浮かび上がる。
ワンピースから黄金色の閃光が閃き、

アラス・ラムス「ぱぱとままをいじめるやつ、ぜったいゆるさない!!」

それはガブリエルを壁に叩きつける。
そのままアラス・ラムスは、奴に凄まじい速度で突撃した。

ガブリエル「ぐえええっ!」

壁を破り、二人は上昇していく。
その大穴と貞夫を一瞬見比べる。

……貞夫はまだ立ち上がれていないが、命に別状はなさそうだ。
今はアラス・ラムスのことが先決と、私も空を舞って彼女の後を追った。


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