6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/07/07(日) 13:18:10.99 ID:4gAHXrrfo
そんなことを周りの人たちと話している時にまたあの声が聞こえた。
7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/07/07(日) 13:18:50.50 ID:4gAHXrrfo
他の皆も同じことを考えていたのだろうか一様に顔を曇らせている。
無理もないだろう。
これが物語で私がその主人公であるならば間違いなく自分が選ばれるという自信が持てるのだろうが、
8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/07/07(日) 13:19:20.16 ID:4gAHXrrfo
文献と考えて、はっと思い出した。
神話として各地に伝えられている話の中にこんな話がある。
9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/07/07(日) 13:19:48.79 ID:4gAHXrrfo
そんなことを考えていると後ろから声をかけられた。
10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/07/07(日) 13:20:16.84 ID:4gAHXrrfo
――納得?
「うん。だって私たちって生まれたときから戦争やらなんやらでずっと不運続きだったじゃない?」
11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/07/07(日) 13:20:45.18 ID:4gAHXrrfo
そう言って私と彼女は空を見上げた。
今日は雪が降っている。
12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/07/07(日) 13:21:16.65 ID:4gAHXrrfo
『――っつーわけで、それぞれの種族のツガイを船に放り込んだ後は全部水で流しちゃうから。
そこんとこよろしくー』
13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/07/07(日) 13:21:44.44 ID:4gAHXrrfo
あ〜あ、結局不幸なままだったな私の人生。
まあ、いいことがなかったわけじゃないんだけど……。
結局のところ弱虫な私には過ぎたものだったとしか言いようがない。
14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/07/07(日) 13:22:12.37 ID:4gAHXrrfo
「その放り込むツガイとやらの種族の中に『人間』は含まれるのだろうか……」
15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/07/07(日) 13:22:50.49 ID:4gAHXrrfo
『大丈夫大丈夫ー。どの種族も差別する気はないよー。その代わり特別扱いもしないけどね』
16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/07/07(日) 13:23:23.21 ID:4gAHXrrfo
そんなことを考えて歩いていると座ってぼーっとしてる彼の後姿が見えた。
――大変なことになっちゃったね
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