過去ログ - ハニー・ポッター「プリンス、だなんて。なんなのかしら」
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◆GPcj7MxBSM
[saga]
2013/07/07(日) 14:30:50.58 ID:y8Htynep0
プリベット通り四番地
ハニー「……それは、そうね」
ハニー「この私、ハニー・ポッターが」
ハニー「高貴で可憐で儚げで、伝説的で道徳的で家庭的なのは、疑いようもない事実でしょうけれど」
ハニー「……」
『親愛なるハニー
夏休みを楽しく過ごしておるかね
わしは波乱万丈すぎて日焼けで右腕が萎びてしまうほどじゃよ、マジでマジで
君の都合さえよければ、金曜の午後に君を向かえに行こうと思う
そのままウィーズリー家のもとへランデブーとしゃれ込もうかの
それでは、金曜に。信頼を込めて
君のプリンス、アルバス・パーシなんちゃら・ダンブルドアより』
ハニー「……夏休み二週目、こんなに短い間ここにいるだけですむなんて、話が出来すぎてるわ」
ハニー「それは、この私だもの。全てがうまくいくのは当然のことなのだけれど」
ハニー「……そこじゃないわね。まったくこの人、豚は、言うに事欠いて自分で……」
ハニー「……プリンス、だなんて。なんなのかしら」
ダンブルドア「ほっほ、君にとってのプリンスは一人だけじゃ、そういうことかの」
ハニー「そんなのじゃ……!?こ、この意地悪豚!いつからそこに!?」
ダンブルドア「君の影にいつでもおるのが豚の役目なのじゃろう?ヒンヒン!」
ハニー「見上げた志だけれど、声くらいかけなさい!だから、いつから……」
ダンブルドア「君がわしが本当に来るのか来ないのか不安で窓の外を見やったり、やっぱりわしの冗談だったのではと思い悩んだり、期待して荷造りするのが無駄になってはいかんとトランクを開けたり閉めたりしたあたりから――」
ハニー「何、時間、前よっ!!!〜〜〜っ、相変わらずねまったく!この豚!!!」
コンコンッ!!ガチャッ!!
ダドリー「ヒンヒン!!」
ハニー「呼んでないわ、ダドリー!」
バーノン「そうでなくとも何事だ小娘!こんな夜更けに……!?だ、誰だ、お前は!」
ダンブルドア「こんばんわ、ミスター・バーノン。わしじゃよっ」
バーノン「……いや、だから誰だ!?」
ダンブルドア「……これで通じんかったのは始めてじゃ。ダンブルドアじゃよ、名前くらい……」
バーノン「いや、だから、誰だ!?!?!?」
ダンブルドア「……わしってなんじゃっけ」
ハニー「私の豚でしょう?」
ダドリー「ヒンヒン!ヒーーーーン!!」
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