過去ログ - 幸子「優しい優しい、プロデューサーさん」
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115: ◆S.3OfNv5Fw[saga]
2013/07/11(木) 00:16:29.95 ID:GwY168de0


「あぁ……そうだな、そう言えば、まぁ……一応これは、意識して強制したものだったんだがな」

「へぇ、そうなんですか。まぁ、普通そうだとは思いますけど」

「あぁ……まぁ、何だ。恥ずかしい話だが……女性に言われて変えたんだよ」

「え?」


予想外の回答に、幸子は目を丸くしていた。


「高校の時、クラスにいた一等綺麗な女の子を、好きになってしまってな。それで、私は居ても立ってもいられなくなった。
 自分の気持ちに気付いてから、そう時がかからずに、告白していたよ」

「……へぇ……何だか、――さんっぽくないですね」


私は、熱を帯びると見境が無くなる性質だった。
興味の無い事、自分が嫌いな事には点で近寄ろうとしないが、好きになってしまえば何か犠牲にしてもそれに取り組もうとする人間であった。
故に、恋愛もそれに漏れずにいたのだ。

今は少し丸くなり、幸子の助けもあって多少苦手な人種とも付き合えるようになっていた。
幸子と同じく、アイドルであるみくと愛海は、何だか身近な感じがしてさして苦手という印象も受けなかった。

心なしか落ち込んだように見える幸子に、この事は口にする事なく、私は続けた。



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