過去ログ - 幸子「優しい優しい、プロデューサーさん」
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114: ◆S.3OfNv5Fw[saga]
2013/07/11(木) 00:14:47.17 ID:GwY168de0


「別に、面白い事なんて一つもないぞ? 幸子みたいに、毎日が何かに溢れているという訳でもなく、ただのうのうと過ごしていた。
 そうして、気付いたらこの歳だ。世間では、おじさんに片足を突っ込んでいる年齢らしいけどね」

まぁそれは何となく想像できますけど、と幸子は悪びれも無く言った。
そうして、まだこの話題から離れずに、質問を続けた。


「――さんっていつから自分のコト、私、だなんて言うようになったんですか?」

「え?」

「だってプライベートでも、ボクとか年下の子にだって、始終私で通してるじゃないですか。
 ボロを出して、俺、とも言いませんし」


それに、たまに言葉遣いが古くなりますし、とも付け加えた。
私は回答を出すのに逡巡した。信号もそれにつられたのか、私が通る直前で、赤に変わってしまった。

私は答えるか否か迷ったが、別に良いかと自分で決着をつけ、歯切れ悪くだが答えた。



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