過去ログ - 幸子「優しい優しい、プロデューサーさん」
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161: ◆S.3OfNv5Fw[saga]
2013/07/15(月) 09:40:33.55 ID:rh9YQKQy0


「ねぇ、――チャン」


運転席越しに後ろから私に抱きつくようにして、みくが話しかけてきた。


「こら、みく。危ないからやめなさいって、何度も言ってるだろ」

「まぁまぁ固い事は抜きにゃ。それより、最近幸子チャンの目が凄いギラギラしてるような気がするけど、何かあったのかにゃ?」

「え? あ、あぁ……」


みくの慧眼に、私はしどろもどろに返事をした。


「むっ、その様子だと何かあったみたいにゃ? 話すにゃ」

「いや、大した事じゃないんだが……幸子が今度の選抜総選挙で五位までに入ったら、何でも我儘を一つ聞くという約束をしたんだよ」

「へぇ〜……なるほどにゃぁ〜……」


嘘は言っていない。ただ、深淵は話さなかった。
みくはいたずらっぽい笑みを浮かべ、ミラーに映る私の目を見てきた。


「にゃはは、――チャン!」

「何だ。まさかお前まで駄々をこねる気か?」

「そのまさかにゃ! みくもワガママ一つ聞いてほしいにゃ〜」

「……駄目だよ」


反射的に、私はそう答えていた。



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