過去ログ - 幸子「優しい優しい、プロデューサーさん」
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183: ◆S.3OfNv5Fw[saga]
2013/07/15(月) 23:00:46.80 ID:rh9YQKQy0


「ではこれより、結果発表を行います! まずは五十位から四十一位!」


司会がこう宣言すると、会場からは割れんばかりの歓声が起きた。
私も、息を飲んだ。そして、呼吸を忘れた。

名前と順位が、一気に読み上げられていく。パネルが回り、電光掲示板が光る。
観客は食い入るように、順位発表を見ていた。

まだ呼ばれる心配は無い。私はぼうっと順位ではなく、点滅する電光掲示板の小さな電球の一つ一つを眺めていた。

あの時、車の中で聞いた速報では、彼女は三位だった。これを聞いた時の私は、気が気では無かった。
妙な緊張感を持ちつつ、そして高揚感を持ちつつ事務所に行ったものの、幸子は至って普通であった。
私も敢えて選挙の事を話題に出さなかったが、彼女はそれについて何も言わなかった。
むしろ彼女から何か言うという事も無かった。いつもの彼女なら、褒めろ褒めろと言わんばかりなのに。



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