過去ログ - 幸子「優しい優しい、プロデューサーさん」
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◆S.3OfNv5Fw
[saga]
2013/07/21(日) 19:35:05.97 ID:3F74c3xT0
「え、わからないんですか?」
「……あぁ、つまり……前はよく買い物とかに付き合っていたんだから、それくらい融通しろ、という意味か?」
「そ、そうですね……――さんの、一日を……ボクにくれれば……」
「それが……お前の願いか?」
自分自身の声のトーンが落ちているのに、私は気付いた。
何と言うか、肩すかしを喰らったような感じだった。
年端もいかない自分の担当アイドル相手に、自分一人で勝手に浮かれているだけではないかと、私は思ってしまったからだ。
しかし、幸子はすぐに私の言葉を否定した。
「違いますよ……その、何と言うか……それとはまた別腹というか……」
「じゃあ……まぁただ単に、御褒美が欲しいという事か」
「ま、まぁ――さん風に言うならそういう事になりますかね」
「そう、か……」
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