過去ログ - 幸子「優しい優しい、プロデューサーさん」
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233: ◆S.3OfNv5Fw[saga]
2013/07/21(日) 20:29:07.10 ID:3F74c3xT0


「ふぅ、全く……月並みなお世辞ですね……まぁ今回は勘弁してあげますよ。ボクは優しいので」


そんな事を言ってたが、私には目を細めて嬉しそうに話す彼女の表情がしっかりとミラーで見えていた。


「それで、今日は何処へ行くんだ? そろそろ教えてくれても良いだろう。
 行き先がわからないまま走らせても、埒が明かないから」

「そうですね、では教えてあげましょうか。ここですよ」


幸子はそう言うと、何やらバッグから二枚の紙を取り出した。それを私は横目で見る。


「……チケット? 何処のだ」

「遊園地のチケットですよ。この前の打ち合わせで貰ったんです」

「遊園地……これは……あぁ、あそこか」

「行った事あるんですか?」

「あぁ、一度な。まぁだいぶ前だから、あまり記憶には無いが」

「へぇ……そうですか……」


何か疑うような視線を感じた。
何を考えてるのかくらいはわかったので、すぐに疑いを払拭しにかかった。



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