過去ログ - 幸子「優しい優しい、プロデューサーさん」
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258: ◆S.3OfNv5Fw[saga]
2013/08/04(日) 22:01:22.10 ID:lgRE4mqd0

「あ、もしかしてあの時もビクビクしてたんですか? ボクのコトを笑ってたのに、情けないですねぇ。
 本当は足がガクガクだったんでしょう、違いますか? 違いませんよね?」


しかし、幸子は私から目を逸らそうとしない。楽しそうに喋り倒している。
そんな無知で幸せそうな彼女を見ていると、列は進み、私達はコースターの前まで来ていた。


「あ、そろそろですね。良いですねぇ、――さんの怖がる顔を拝めるんですから。
 写真とか無いんですかね、たまにこういう所だとあるじゃないですか」

「残念ながら無いみたいだぞ」

「そうですか……せっかくこのカワイイボクと無様な――さんのツーショットを対比して楽しもうと思ったのに残念ですね。
 きっと愉快ですよ。ふふっ、楽しそうですねぇ……」


幸子が目を瞑って何か耽り始めた。大方、コースターに乗っている最中の事でも考えているのだろう。
恐らく想像している事は起きないと思うが。
私はその隙を突いて、レインコートを素早く取った。



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