過去ログ - 幸子「優しい優しい、プロデューサーさん」
1- 20
302: ◆S.3OfNv5Fw[saga]
2013/08/08(木) 00:56:06.94 ID:TGh4K5Fj0

何とか意識を取り戻し、料理を作った。
手っ取り早く作れる物をあるだけ作り、テーブルに乗せた。
そして、小さなちゃぶ台を二人で囲みながら、私の作った料理を食べた。
味はわからなかった。ただ黙々と、無意味に咀嚼を多めに取り、私は料理を胃に押し込んだ。
会話も無かった。テレビの中で、大勢が笑っていた事だけは覚えている。

そして、作業とも呼べるような食事を済ませた。
私達は所在無いフリをして、押し黙り、互いに視線を合わせようとしなかった。
それから、十分程経ったか。私はこの空気に耐えきれず、幸子に話しかけようとした。


「な、なぁ……」

「あ、あの……」


二人の声が、示し合わせたかのように被った。




<<前のレス[*]次のレス[#]>>
433Res/312.87 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice