過去ログ - 幸子「優しい優しい、プロデューサーさん」
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328: ◆S.3OfNv5Fw[saga]
2013/08/12(月) 23:13:52.00 ID:1WTW2rlH0


「じゃ、じゃあ……えっと……そろそろ、良いか?」

「あ……はいっ……」


布団を敷き、彼女を寝かせる。
その小さな体の上で、私は彼女を覆うようにして対峙した。
ぼんやりとした明りの中で、彼女の身体が小刻みに震えているのが見えた。


「……怖いか?」

「そ、そんな訳……ありま、せんよ……」


声まで震わせながら、彼女は気丈にもそう言う。
そんな振舞いが堪らなく愛おしい。
私は少しでも彼女の恐怖を拭い去ろうと頬を撫でた。


「あ……」

「……また落ちつくまで、待つよ。幸子に、合わせるから。本当に無理だと思ったら、すぐにやめるから……」


その言葉に彼女は安心したのか、頬を撫ぜる私の手を握り、私に微笑んでみせてくれた。


「……ボ、ボクは大丈夫です……――さん相手なら、怖く、無いですから……」

「……そうか」

「で、でも……もう少しだけ……このままで……」

「……わかった」




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