過去ログ - 幸子「優しい優しい、プロデューサーさん」
1- 20
369: ◆S.3OfNv5Fw[saga]
2013/08/22(木) 02:00:03.28 ID:bJMHqcki0


「……ありがとう、本当に……」


彼女を抱きしめて、彼女の頭を撫でながら私は精一杯の気持ちを表した。
小さく、誰よりも可愛い、私の最愛の女性に。


「……はい」


彼女は小さく、ただ一言の返事をしてくれた。
それだけで、十分だった。

彼女の言葉を聞いた途端、緊張感が抜けたのかふと睡魔が私を襲ってきた。
甘く質量を持たぬ重りが、私の意識を沈ませてゆく。
意識の輪郭が泥のように落ちてゆく。


「……ごめん、幸子……ちょっと、眠くなってきたよ。このまま、眠っても良いかな……。
 このまま……幸子を、抱いた……まま――」


幸子の返事を聞く事なく、私の意識はそこで途絶えた。
この腕に掻き抱いた幸せに、身を委ねながら。


――



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
433Res/312.87 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice