過去ログ - 幸子「優しい優しい、プロデューサーさん」
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38: ◆S.3OfNv5Fw[saga]
2013/07/07(日) 20:07:55.97 ID:qH1jWcyn0


「幸子ちゃん、どうも最近レッスンに身が入って無いと言うか……それに、今日は特別酷くて……私も、心配だったんです」


予想通りの言葉に、私は小さく溜息をついた。
幸子に対してでは無い、それに気付かなかった私自身に対してだ。


「……すみません、私のせいです。少しの間、幸子を貸して貰えないでしょうか。彼女と、話したい事があるので……」


私の神妙な表情を、何か値踏みするような顔で見た後、トレーナーさんは何か納得したように頷いた。


「えぇ、いいでしょう。その顔だと、何か悪い事を彼女に言うつもりじゃ、無いでしょうから」

「……はい。ありがとう、ございます」


私は頭を下げ、心からの礼を言った。


「……ふぅ、じゃあ幸子ちゃん。ちょっと休憩して良いわよ。私は、ちょっと外に出るから。10分くらいで戻るからね」

「あ、はい……わかり、ました……」


トレーナーさんの配慮で、私と幸子、二人だけがこの部屋に残された。
昨日の車内で流れた、あの静寂が沈みこんでくる。



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