過去ログ - 幸子「優しい優しい、プロデューサーさん」
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95: ◆S.3OfNv5Fw[saga]
2013/07/09(火) 03:06:44.49 ID:IsKRm3XI0

「ふふっ、――チャンも――チャンで、幸子チャンを良く見てるのにゃ」

「何がだ」


私は敢えて、とぼけるように答える。


「全く、どっちもとぼけるのが下手だにゃ〜」


そのみくの言葉には答えず、私は黙ってハンドルをゆっくりと回した。そして、車の多い国道へと抜けた。
周囲で、赤いランプが暗がりの中でひっきりなしに点いたり消えたりしている。渋滞に捕まったようだ。
工事中という看板が、ガードレールに立てかけられている。
私はまた小さく溜息をつき、ギアを下げた。


「あぁ〜気持ちいい〜……あっ、そう言えばプロデューサー」


和菓子を揉みながら、愛海が何か思い出したように言った。
このさわり魔が何かを思い出すような思考力を残していたのか、と心の中で驚いてしまった。




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