過去ログ - P「泣いて 泣いて 泣き止んだら」
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10: ◆ZL3cxe4sn.
2013/07/08(月) 21:50:28.94 ID:kyEHZzFQ0

P「今日はオーディションに行きましょう」

伊織「どーせまたへっぼいやつでしょ? もっとがつっとファンが増えるようなオーディションじゃないと伊織やるきでなーい」

以下略



11: ◆ZL3cxe4sn.
2013/07/08(月) 21:50:55.27 ID:kyEHZzFQ0

 ……そんなの、取り巻きと同じじゃない。



12: ◆ZL3cxe4sn.
2013/07/08(月) 21:51:24.49 ID:kyEHZzFQ0

 …………。



13: ◆ZL3cxe4sn.
2013/07/08(月) 21:51:59.63 ID:kyEHZzFQ0

伊織「ちょっとアンタ。個室」

P「だってまだそこまで売れてない……」

以下略



14: ◆ZL3cxe4sn.
2013/07/08(月) 21:52:55.48 ID:kyEHZzFQ0

 楽屋裏。使われなくなった道具がひしめき合い、薄暗い影を落としている。
誰にも使われず、誰にも見られずここにあるものは朽ちていくんだろう。

P「座らなくていいの?」
以下略



15: ◆ZL3cxe4sn.
2013/07/08(月) 21:53:53.01 ID:kyEHZzFQ0

 こんな根拠のない自身はどこから来るのだろう。
ボイスレッスンでもアイツの言ってることが分かるか分からないか微妙なのに。

 自分で吐き出した言葉が自分を苦しめる。
以下略



16: ◆ZL3cxe4sn.
2013/07/08(月) 21:54:23.86 ID:kyEHZzFQ0

 ……光の当たらない楽屋裏は酷く落ち着いた。



17: ◆ZL3cxe4sn.
2013/07/08(月) 21:54:53.64 ID:kyEHZzFQ0

「どーせあんたなんて財力にもの言わせてるだけでしょ?」
「実力なんてないくせに」
「誰からも認められないって虚しいわねー」
「目障りだから消えて頂戴」
以下略



18: ◆ZL3cxe4sn.
2013/07/08(月) 21:55:25.81 ID:kyEHZzFQ0

P「伊織さん? どうかしましたか」

 気付くと自分の体を強く抱いていた。
オーディション前はいつもこう。
以下略



19: ◆ZL3cxe4sn.
2013/07/08(月) 21:57:50.80 ID:kyEHZzFQ0

 でも審査員には、結果がすべてだった。



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