過去ログ - P「泣いて 泣いて 泣き止んだら」
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6: ◆ZL3cxe4sn.
2013/07/08(月) 21:48:15.46 ID:kyEHZzFQ0

 ああこいつも私を見てくれないのねっていう、いつもの話。



7: ◆ZL3cxe4sn.
2013/07/08(月) 21:48:55.76 ID:kyEHZzFQ0

 …………。



8: ◆ZL3cxe4sn.
2013/07/08(月) 21:49:24.86 ID:kyEHZzFQ0

 おんぼろの事務所を見るたびそれがお似合いだと言われているようで、理不尽なくらい腹が立つ。
今すぐアイドルなんか投げ出して全てをなかったことにしてしまいたくなる。

 でも、そんなことをすればあいつらに笑われる。そんなことは死んでもイヤだった。
以下略



9: ◆ZL3cxe4sn.
2013/07/08(月) 21:49:58.86 ID:kyEHZzFQ0

 プロデュースされて日は浅いけど、アイツについてわかったことがいくつかある。

 その1。意外に使える人間だってこと。

以下略



10: ◆ZL3cxe4sn.
2013/07/08(月) 21:50:28.94 ID:kyEHZzFQ0

P「今日はオーディションに行きましょう」

伊織「どーせまたへっぼいやつでしょ? もっとがつっとファンが増えるようなオーディションじゃないと伊織やるきでなーい」

以下略



11: ◆ZL3cxe4sn.
2013/07/08(月) 21:50:55.27 ID:kyEHZzFQ0

 ……そんなの、取り巻きと同じじゃない。



12: ◆ZL3cxe4sn.
2013/07/08(月) 21:51:24.49 ID:kyEHZzFQ0

 …………。



13: ◆ZL3cxe4sn.
2013/07/08(月) 21:51:59.63 ID:kyEHZzFQ0

伊織「ちょっとアンタ。個室」

P「だってまだそこまで売れてない……」

以下略



14: ◆ZL3cxe4sn.
2013/07/08(月) 21:52:55.48 ID:kyEHZzFQ0

 楽屋裏。使われなくなった道具がひしめき合い、薄暗い影を落としている。
誰にも使われず、誰にも見られずここにあるものは朽ちていくんだろう。

P「座らなくていいの?」
以下略



15: ◆ZL3cxe4sn.
2013/07/08(月) 21:53:53.01 ID:kyEHZzFQ0

 こんな根拠のない自身はどこから来るのだろう。
ボイスレッスンでもアイツの言ってることが分かるか分からないか微妙なのに。

 自分で吐き出した言葉が自分を苦しめる。
以下略



16: ◆ZL3cxe4sn.
2013/07/08(月) 21:54:23.86 ID:kyEHZzFQ0

 ……光の当たらない楽屋裏は酷く落ち着いた。



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