過去ログ - 信長がシェフ
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60:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/07/11(木) 14:07:46.37 ID:HZ78DO6Ro
〜石碑前〜

「ここですか?」

「いや、何も感じぬ」

「違っていたのでしょうか?」

「慌てるでない。石碑は一つではない」

「え?」

「元からある石碑が……こっちじゃ!」

「おお、これじゃ。正にこれである。感じる、感じるぞ!」

信長が石碑の前に座り、じっと見つめる。

風呂敷の中からタッパーを出す。

「これであろう!古のワシよ!お前が望んだのは!」

タッパーの中には、今晩の賄いが入っていた。

その瞬間、石碑が輝き、空間がゆがむ。

「どうじゃ欲しいであろう。さぁ、さぁ、此処へ来たれ!」

次の瞬間、暗黒の中に輝く空間が現れる。

「ケン、世話になった。これはワシが消えたら読んでくれぬか」

信長がケンに手紙を渡す。

「承知しました」

「御館様!」

「蘭丸よ、ケンを御館と思うが良い」

「はい・・・・・・御館様!」

「バカ者、御館はケンであろう、何度も言わせるな。では参る」

「信長様、ありがとう」

「うむ、ケン、ありがとう」

信長が光に身を投じると空間のゆがみは消えた。

「行ってしまいましたね」

「はい」

「とりあえず帰りましょう。そして―――」



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