過去ログ - モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」part4
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198: ◆IRWVB8Juyg[saga]
2013/07/13(土) 22:54:21.24 ID:+W9EwcPAo
「『1人でなんでもできるなんて思うな。思いやりは押し付けるものでも無理やりすることでもないんだ』……でしょう?」

「……!」

 店長が驚き、言葉を失う。
 レナはまるでイタズラな子供のような笑顔を浮かべてつづけた。

「店長……いえ。『背広マスク』さん? 私の人生はとっくの昔に最高の友人たちと過ごすために、ってベットしてあるの」

「……いいのか?」

「もちろん。ほかのみんなだってきっとそう……わかってるんじゃないの?」

 店長はばつが悪そうに頭をポリポリとかいた。
 確かにそう考えてはいたが、傲慢な考えだと感じてもいたのでズバリと言われると恥ずかしい。
 それに、心配しているというのも本音だ。

「だいたい、美優のことは巻き込むのに私は巻き込まないなんて水臭いわよ。いいのいいの」

「それはまぁ……美優とは、長いしな。力の扱いにも慣れてるし」

「そうですね……確かに。レナは大丈夫なんですか?」

「昔と同じぐらいには使えるつもりよ。平気……その言い方だと美優はいろいろできるようになったみたいね」

「一応……ね。その、変身は恥ずかしいですけど……」

 ふぅん、とレナが相槌を打つ。
 当時から可愛らしいポーズに対して抵抗があった美優だ。大人になってしまえば余計に辛いのだろう。
 からかいがいもあるし、見ている分にはとても楽しいのだけれど。


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