過去ログ - モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」part4
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◆IRWVB8Juyg
[saga]
2013/07/13(土) 22:54:21.24 ID:+W9EwcPAo
「『1人でなんでもできるなんて思うな。思いやりは押し付けるものでも無理やりすることでもないんだ』……でしょう?」
「……!」
店長が驚き、言葉を失う。
レナはまるでイタズラな子供のような笑顔を浮かべてつづけた。
「店長……いえ。『背広マスク』さん? 私の人生はとっくの昔に最高の友人たちと過ごすために、ってベットしてあるの」
「……いいのか?」
「もちろん。ほかのみんなだってきっとそう……わかってるんじゃないの?」
店長はばつが悪そうに頭をポリポリとかいた。
確かにそう考えてはいたが、傲慢な考えだと感じてもいたのでズバリと言われると恥ずかしい。
それに、心配しているというのも本音だ。
「だいたい、美優のことは巻き込むのに私は巻き込まないなんて水臭いわよ。いいのいいの」
「それはまぁ……美優とは、長いしな。力の扱いにも慣れてるし」
「そうですね……確かに。レナは大丈夫なんですか?」
「昔と同じぐらいには使えるつもりよ。平気……その言い方だと美優はいろいろできるようになったみたいね」
「一応……ね。その、変身は恥ずかしいですけど……」
ふぅん、とレナが相槌を打つ。
当時から可愛らしいポーズに対して抵抗があった美優だ。大人になってしまえば余計に辛いのだろう。
からかいがいもあるし、見ている分にはとても楽しいのだけれど。
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