過去ログ - モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」part4
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◆IRWVB8Juyg
[saga]
2013/07/13(土) 22:58:18.32 ID:+W9EwcPAo
「なっ……な、なんだお嬢ちゃん。能力者か。たのしみた、いっ……!?」
キスに戸惑ったがすぐに調子を取り戻し、今度こそと襲おうとした男の表情が驚愕に見開く。
制御を失ったように背中に生えた脚があたりを切り裂き、苦しみを抑えられないうめき声をあげた。
全身に走る痛みと、とめどなく湧いてくる欲望に自らの喉と胸を掻き毟り、呼吸は乱れて全身から汗を吹き出す。
以下略
204
:
◆IRWVB8Juyg
[saga]
2013/07/13(土) 22:59:29.71 ID:+W9EwcPAo
「すごい街だな……都会っていうか、なんというか」
店長がビルを見上げてつぶやく。
輝くネオンに巨大なビル群。経済特区ネオトーキョーは夜を知らない。
以下略
205
:
◆IRWVB8Juyg
[saga]
2013/07/13(土) 23:00:02.06 ID:+W9EwcPAo
怪物と化した男が、逃げ遅れた女性へと飛びかかる。
しかしその銀の脚が女性へと届くことはなく、横っ面へと店長の蹴りが入って妨害される。
空中に浮いていた分、多少吹き飛ばされはしたが特にダメージはなさそうに男はすぐに体勢を取り直した。
「……早く逃げろ!」
以下略
206
:
◆IRWVB8Juyg
[saga]
2013/07/13(土) 23:00:34.24 ID:+W9EwcPAo
「なら、早めに済ませちゃいましょ。目立つのは嫌でしょ?」
「……えぇ!」
2人が同時に構え、空へと手をかざして叫んだ。
以下略
207
:
◆IRWVB8Juyg
[saga]
2013/07/13(土) 23:01:23.46 ID:+W9EwcPAo
「悪いけど、あんまり相手してられないの……いろいろと、ねっ!」
嫌悪感と、少しの恐怖を飲み込んでグレイスが飛び上がる。
腕を掲げると、光が宙を舞いその手の中へと吸い込まれ、集束していく。
それは次第に形となり、剣が生み出された。
以下略
208
:
◆IRWVB8Juyg
[saga]
2013/07/13(土) 23:02:34.98 ID:+W9EwcPAo
「――ッ!?」
その飛び込みにかろうじて合わせるようにグレイスは剣を突き出すも、ぶつかる直前で男は地面へと脚を刺し方向を急激に変える。
グレイスをフォローしようと踏み出していたカインドはそれに対応できず、押し倒されるような形で倒れた。
以下略
209
:
◆IRWVB8Juyg
[saga]
2013/07/13(土) 23:03:01.56 ID:+W9EwcPAo
「……私に考えがあります」
「どうするつもり?」
「………少しだけ集中させて。うまくいけば速度を落とせるはずだから」
以下略
210
:
◆IRWVB8Juyg
[saga]
2013/07/13(土) 23:03:41.79 ID:+W9EwcPAo
「これなら、普段から持ち歩いとくべきだったか……なっ!」
何度目かの突進を、シビルマスクがすくいあげるようにして男を投げて防いだ。
鋭い刃のついた脚には極力触らないようにはしているがそれでも腕にはいくつも切り傷が刻まれている。
以下略
211
:
◆IRWVB8Juyg
[saga]
2013/07/13(土) 23:04:16.92 ID:+W9EwcPAo
男は、ほとんど本能でもって感じていた。
――さっきの矢ならば、もう見た。すさまじい速さだが前へと脚を突き出せば突破されることはない。
事実、数発撃ちこんだ矢はほとんどダメージを与えることができなかった。
以下略
212
:
◆IRWVB8Juyg
[saga]
2013/07/13(土) 23:05:43.33 ID:+W9EwcPAo
「ふぅ……」
「……スゴっ」
思わずグレイスが驚嘆の声をあげる。
以下略
213
:
◆IRWVB8Juyg
[saga]
2013/07/13(土) 23:07:13.87 ID:+W9EwcPAo
「いやぁ、次からは気を付けるよ……流石に入店拒否されるかな?」
「いいから病院にいって! もうっ」
「そういうなよ、なぁ美優……」
以下略
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