過去ログ - モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」part4
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904: ◆zvY2y1UzWw[sage]
2013/07/26(金) 00:12:21.61 ID:Sxw2pyBN0
「うーん、ひろいなぁ…加蓮お姉ちゃんも『じょしりょう』も見つかんない…」

ナニカは世間知らずだった。世界の大きさを誤認しているほどには。

ナニカは再び適当な路地裏に入る。ある程度奥深くまで入った時、左腕が黒く染まり、鋭い目玉が浮かび上がった。
以下略



905: ◆zvY2y1UzWw[sage]
2013/07/26(金) 00:13:12.93 ID:Sxw2pyBN0
切り離した部分の肉体を再生すると、路地裏を出て再び街を歩きだそうとした…が、不意に嫌な予感のような気配のようなものを感じた。

ぞわぞわする。気味が悪い。

思わず棒立ちになってしまう。
以下略



906: ◆zvY2y1UzWw[sage]
2013/07/26(金) 00:13:44.98 ID:Sxw2pyBN0
「テメェみたいな歳のガキが一番むかつくんだよぉ!テメェも殺してやる!」

右腕で殴り掛かってきた男にナニカが突っ込む。

ナニカには奈緒程力がない。…だけど技がある。
以下略



907: ◆zvY2y1UzWw[sage]
2013/07/26(金) 00:14:29.17 ID:Sxw2pyBN0
針が完全に肉体に埋まると、ナニカが呟く。

『人体改造…生物データ投影…transfur…変身しちゃえ』

男の体が変形する。不気味な音を立てて形が崩れていく。
以下略



908: ◆zvY2y1UzWw[sage]
2013/07/26(金) 00:15:10.96 ID:Sxw2pyBN0
「うそつき、ごめんなさいって言わないんだ。」

ナニカを中心に影のように泥が広がる。

そしてある程度広がると柱や柵のような物が形成されていく。
以下略



909: ◆zvY2y1UzWw[sage]
2013/07/26(金) 00:15:37.17 ID:Sxw2pyBN0
路地裏から出た瞬間、走っていた少女に再び衝突してしまう。

「きゃ…」

「あ、ごめんなさいおねーさん…」
以下略



910: ◆zvY2y1UzWw[sage]
2013/07/26(金) 00:16:04.22 ID:Sxw2pyBN0
思考に何かが浸入してくる。塗りつぶされそうになる。あたしがあたしじゃなくなる…?

怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い!


以下略



911: ◆zvY2y1UzWw[sage]
2013/07/26(金) 00:16:54.35 ID:Sxw2pyBN0
「あ…あ…」

「先輩!この子様子がおかしいです!」

「え?」
以下略



912: ◆zvY2y1UzWw[sage]
2013/07/26(金) 00:17:21.91 ID:Sxw2pyBN0
「ま、まぁまぁ…」

春奈が一歩踏み出した瞬間、ナニカの顔が真っ二つに裂け、巨大な牙の生えた口へ変形する。

「クルナアアアアアアアアアアアアアアア!!」
以下略



913: ◆zvY2y1UzWw[sage]
2013/07/26(金) 00:18:34.76 ID:Sxw2pyBN0
「…あの子、人間じゃなかったのね…って真尋ちゃん大丈夫?」

「めが、めが、めが…いっぱい…」

「眼鏡がいっぱい!?」
以下略



914: ◆zvY2y1UzWw[sage]
2013/07/26(金) 00:19:24.35 ID:Sxw2pyBN0
「うわああああああああん!怖かったよおおおおお!」

『よしよし、怖かったねーでも大丈夫だよ。』

人が立ち入り禁止となっている廃ビルの屋上で、ナニカは泣いていた。
以下略



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