890:マイナーな欝は戯言 4/5 (お題:チーズ) ◆/xGGSe0F/E[saga sage]
2013/12/08(日) 02:17:49.35 ID:+8bSjH2P0
「いや、こちらこそ怒鳴ってごめん。分かってるよ。ゲイでドMって。まああまり良い目で見られないのは分かってるよ。
でもさ、そう言うマイノリティな人間もちゃんといるってことを、理解してほしい。僕らにとってはそれが自然で、君たち
が恋をしてキスをするように、当たり前で抑えられないものなんだ。君たちが自然に異性を愛してセックスを求めるように、
僕はクールな男に馬鹿にされながら、自慰をするのが大好きなんだ。例えば昨日もそういうプレイをしたんだよ。榊がさ、
そいつは会社の同僚なんだけどさ、いきなり僕のいる部署に入って来て、僕を誰もいない会議室に連れて行くんだ。そこで
僕に命令するんだよ。服を脱げって。僕はもう誰かに見られるんじゃないかってドキドキして、すごく興奮してしまったよ。
それで榊は冷たい目で僕を見ながら言葉責めをするんだ。男が好きな、気持ち悪い屑だな、とか。お前はこの社会の中で最
も醜い生き物だ、とかこんなことされて興奮してるのか、救いようのない変態め、だとか、そんで僕はとても苦しい気持ち
になりながら、顔から火が出るくらいに恥ずかしさを感じながら、土下座をするんだ。こんな気持ち悪い思考で生まれてき
てすみません、って。そうすると榊は僕の顔を踏んづけてくるんだ。糞でも踏みつけるようにしかめしい面をして。恥を知
れ。そう言って。僕はもう自分の股間がはち切れそうなほどに勃起しているのが分かった。もう触った瞬間に射精してしま
いそうなくらいに勃起してるんだ。それを見た榊は僕を見下しながら、汚いものをぶら下げてるんじゃない! と怒り僕の
顔を力強く踏む。もう僕は興奮を抑えきれなくて、オナニーがしたくて堪らなかったけど、まだ我慢だ、もう少し我慢すれ
ば、最高に気持ちいい射精が出来るんだと思って我慢した。榊は踏むのもめんどくさくなった後で、僕を窓際に立たせて、
背を向けさせて、ペットボトルをケツ穴に入れながら人々に見られながら自慰をしろ、って言ってきた。僕は床に放り投げ
られたペットボトルを、だらしないものぶら下げながら掴み、窓際に立って、そこは四階だから地上を歩く誰かが顔を上げ
ればすぐに見えちゃうんだけど、もう本当に興奮して、僕は左手に持ったペットボトルをケツに突っ込みながら、猿のよう
に狂ってオナニーした。見ていてください! 僕を見下しながら、見ていてください! そう叫びながら、僕は自慰をしま
くった。二回くらい発射して、精液は窓にベッタリ貼りついた。後ろを振り返ると、そこに榊はもういなくて、慌てて服を
着ようとしたら、運悪くそこに宣伝部の人たちが入って来て、と言うか一時間後の会議の準備があったから当たり前なんだ
けど、榊もそれをわかって僕をそこに呼んだんだろうけれど、それで僕は宣伝部のやつに裸でいるのを見られて、そんで、
そんな知らないやつに、そいつはどう見ても僕より年下なんだけど、え、何してるんですか、アンタ、頭おかしいのかって
言われた。窓にベッタリ貼りついた精液。下半身丸出しの僕。ケツに突っ込まれたペットボトル。もうそれを見れば、そこ
に居た僕は変態としか判断ができないよね。それで僕は、その会社をクビになった。それでも榊との縁は続いて、彼はたま
に僕を呼び出し、己のうっ憤を晴らすためだけに僕を踏みつけ帰っていく。僕は自慰をし続ける。でもさ、たとえ世界中の
人に気持ち悪いと思われながらも、僕はそうじゃないと生きていけないんだよ。誰にもわかってもらええないかもしれない。
少数派の僕は社会から迫害され続け、気持ち悪がられ、異常者として扱われるだろう。でも、僕と遥たちとで何が違う?
僕とその僕を見つけた宣伝部の奴とで何が違う? ただ愛し方のカテゴリーが違うだけなんだ。セックスのやり方が少しだ
け違うってだけなんだ。犯罪でもないし、頭が狂ってるわけでもない。僕が少数派と言うだけで、多数派から異常者扱いを
されてしまうんだ。僕はそれから鬱病になったよ。それから僕はまた新たな自らの性癖を発見した。僕はどうやら臭い物を
嗅ぎながら自慰をすると、すごく興奮できることを知った。一番いいのはチーズだった。ブルーチーズなんかは最高だった。
あの臭い匂いを嗅ぎながら全裸で自慰をすると、快感がまるで違う。それから僕はチーズにハマった。ゲイでドMで鬱病の
男が、チーズにハマった。世界中のありとあらゆるチーズを調べ、実際に買って食し、チーズの本場に行って様々なチーズ
を研究し、チーズの匂い、風味、熟成具合、硬さ、旨味などなど、それをデータ化しリストを作った。僕は己の性癖から、
チーズ自体に興味を移したわけだ。それから僕は取り憑かれたようにチーズばかりを食べ続け、己もチーズ臭くなった。鼠
もびっくりするほどの量のチーズを食べた。それから僕は、インターネットを使って外国のチーズを個人輸入して販売する
事業を始めた。最初は規模の小さなもので、軌道が乗ってきたころに、少し大きくして、小さなレストランなどにチーズを
卸したりもした。何とか今では借金も返して、利益も上がっている。僕はチーズによって救われたんだ。もちろん店で出す
チーズは僕のケツ穴に突っ込んだり、自慰に使ったものなんかじゃない。あ、それに、今ではちゃんとした彼氏もいるんだ。
草食系で、ゲイと言うよりはバイの人なんだけど、ちゃんと愛のあるSMプレイをしてくれる。いい人だ。チーズが嫌いな
事だけが難点だけどね」
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