過去ログ - ミュウツー『……これは、逆襲だ』
1- 20
956: ◆/D3JAdPz6s[saga]
2014/08/20(水) 01:10:58.61 ID:uzzTTkrho

ダゲキ「ずかん って、こうなってるんだ」

ジュプトル「すげえ、これ おまえの こと?」

イーブイ「ちがうけど、ぼくも そうみたい!」

ミュウツー『ふむ……貴様が“イーブイ”として、どんな能力を持ちうるか……が主眼のようだが』

ミュウツー『本来はどんなところに生息しているかも書いてあるな』

ミュウツー『あとは……種族的に、どういう能力に秀でているか、とか……』

イーブイ「あっ、うえの “え”のこ、かわいい!」

ミュウツー『……そうなのか?』


ミュウツー(正直、あまり違いがわからないのだが)


ジュプトルがページの一角を指した。


ジュプトル「ほかの ポケモンも あるけど、なに?」

ミュウツー『ん? ああ、これは……イーブイが進化しうるポケモンを挙げているようだ』

ミュウツー『「近年、研究が進み、進化の可能性が更に広が」……胸糞悪くなる文章だな、これは』


そう言いながら、オーバーに眉を顰める。

ジュプトルとダゲキは、ミュウツーのようすを不思議そうに見ている。

さすがに、文章がどう不愉快なのかまでは理解できなかったようだ。


イーブイは相変わらず尾を強く振り、首を伸ばしてページを覗き込もうとする。

このポケモンにとって、尾を振ることは興味関心や“快”の表明であるらしい。


イーブイ「えっ、ぼく おとな、なれるの? みたい! ねーねー、みせて!」

ミュウツー『う、うむ』


ミュウツーは本を開いたまま、地面に置く。

すると、イーブイのみならず他のポケモンたちも群がるように近づいてきた。

まじまじと覗き込む。

文字を判別できるダゲキは、解読を試みているようだ。

『胸糞悪』い文章とやらを、自分の目で確かめてみたくなったのかもしれない。

ジュプトルの、くるくると低く喉を鳴らす音が聞こえる。




<<前のレス[*]次のレス[#]>>
1002Res/839.71 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice