過去ログ - ミュウツー『……これは、逆襲だ』
↓ 1- 覧 板 20
966: ◆/D3JAdPz6s[saga]
2014/08/20(水) 01:28:48.95 ID:uzzTTkrho
ミュウツー『ニンゲンに一方的な搾取を許す、いい口実になっているではないか』
ミュウツー『「役に立つ」?』
ミュウツー『お前もジュプトルも、別にニンゲンの役に立つために生まれたわけではない』
ミュウツー『ニンゲンの役に立たねばならない道理などない』
ミュウツー『奴らに認められなければならない道理もない』
ミュウツー『そんな道理など、はなから存在しないのだ』
ミュウツー『私たちは……』
ミュウツー『“私たち”は、ニンゲンなどのために……存在するわけでは……』
ミュウツー(……本当に?)
彼らは、そうかもしれない。
だが、『私』はどうだ。
ミュウツー『いや……』
ミュウツー『“お前たち”は、か』
『自分はなぜ生み出され、何のために存在するのか』。
考えずにすむのなら、こんなに楽なことはない。
考えたくなかったから、あそこを発ったはずだ。
考えずにすむから、この森に留まったはずた。
『それなのに』。
『それでも』。
『だからこそ』。
どうしても逃げられない。
忘れることさえ許されない。
どこへ行っても、ついてまわる。
私は、誰だ。
なぜ、この世界に、こんなふうに存在する。
1002Res/839.71 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。