過去ログ - 京介「ただいま」 桐乃「おかえり」
↓ 1- 覧 板 20
155: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/07/16(火) 13:38:23.67 ID:YKWbGWMl0
とは言いつつも、笑っているんだよなぁ、こいつ。
京介「おう」
桐乃が差し出した傘を受け取り、一つの傘の元、俺と桐乃は二人で帰る。
156: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/07/16(火) 13:38:50.42 ID:YKWbGWMl0
京介「そ、そうか?」
桐乃「……別にいーケドさ」
京介「はは……あ、そういやさ」
157: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/07/16(火) 13:39:20.64 ID:YKWbGWMl0
京介「そうそう。 まだそんな話して無い時だったよな? 桐乃の最初の人生相談、趣味のことを聞いて、結構すぐのことだったっけ」
桐乃「うん。 懐かしいなあ」
桐乃の顔を見ると、昔を懐かしむように、それでも少し嬉しそうに、そんな表情だった。
158: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/07/16(火) 13:40:25.90 ID:YKWbGWMl0
リビングで寝転び、漫画を読んでいたら、お袋が急に俺を呼び出した。
なんでも、桐乃が傘を忘れて帰れないらしい。 場所は最寄の駅。 桐乃自身は傘を買うと言っていたらしいが、お袋が迎えに行くからとのことで、桐乃は駅で待っているらしい。
佳乃「で、私は夜ご飯作らないといけないじゃない? だから、お願い」
159: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/07/16(火) 13:40:52.45 ID:YKWbGWMl0
……勿体無い、ねえ。 お袋が桐乃の趣味を知ったら、どんな反応をするんだろうな。 あいつの金の使いっぷりには俺も大分驚かされたからな。 お袋の反応には少し興味があるぜ。
京介「チッ……よりにもよって俺か」
佳乃「京介しかいないのよ。 それに最近少し仲良いでしょ? だから良いじゃない」
160: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/07/16(火) 13:41:22.04 ID:YKWbGWMl0
京介「はあ……分かった分かった分かったよ。 行けばいいんだろー行けば」
佳乃「うん、よろしく」
……あーくそ! マジで面倒くせえ! わざわざ雨の中、駅で待っている妹を迎えに行くだと!? どこの世界にそんな心優しい兄貴が居るんだっつうの。
161: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/07/16(火) 13:41:48.08 ID:YKWbGWMl0
……あー、着替えするのも面倒だな。 制服のままでいいか。
俺はそう思い、そのまま玄関で靴を履く。
京介「んじゃ、行って来ます」
162: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/07/16(火) 13:42:23.75 ID:YKWbGWMl0
駅に到着。 桐乃を発見。 あいつ、顔を逸らして雨の中歩き出す。
京介「おいおいおいおい!! お前しかとしてんじゃねえよ!」
桐乃「……なに?」
163: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/07/16(火) 13:44:17.83 ID:YKWbGWMl0
京介「いいから使えよ。 俺じゃなくて、お袋がそう頼んでるんだから」
桐乃「……お母さんか。 あんたじゃなくて?」
京介「そうだよ。 俺がそんなことすると思う?」
164: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/07/16(火) 13:45:03.74 ID:YKWbGWMl0
桐乃「ふん。 早く渡して」
先程まで雨宿りしていた場所に戻ると、桐乃は言う。
京介「へいへい……」
1002Res/354.69 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。