過去ログ - 京介「ただいま」 桐乃「おかえり」
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213: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/07/18(木) 14:00:44.44 ID:LnLoabtm0
ムカつく。 ムカつくムカつく。 ムカつくし、情け無い。
この二日、色々あったけど。
自分自身に一番苛立つ。 どうしてあたしはいっつもこうなんだろう。
214: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/07/18(木) 14:01:11.65 ID:LnLoabtm0
今更、謝っても遅いかもしれない。
あたしがずっとこんなんだったら、京介もいつかは愛想を尽かすかもしれない。
そんなことを京介はしないって分かる。 分かってるけど。
215: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/07/18(木) 14:01:37.49 ID:LnLoabtm0
それは。
それは、甘えだ。
些細なことでも、しっかりとケジメを付けないと。
216: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/07/18(木) 14:02:11.88 ID:LnLoabtm0
京介「ごちそうさまでした」
手を合わせ、ご飯を食べ終えた京介は言う。
食器を持って台所に向かう京介の背中に、あたしは声を掛けた。
217: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/07/18(木) 14:02:50.69 ID:LnLoabtm0
そしてその言葉が聞こえていないのか、京介は反応せずに食器を片付けていた。
……それとも、無視、されちゃったか。
あたしは顔を伏せて、零れそうになるそれを必死に堪える。
218: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/07/18(木) 14:03:40.61 ID:LnLoabtm0
そんな風に考え、顔を伏せて、歯を食いしばって、涙を堪えて。
コツンと、頭に軽い衝撃。
京介「なに謝ってんの? お前」
219: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/07/18(木) 14:04:19.28 ID:LnLoabtm0
……聞こえてたんだ。 あたしの言葉。
桐乃「なんでって……あたし、酷いことゆっちゃったし」
京介「今更なーに言ってんだよ……もうそんなのはむしろ楽しくなり始めてるっつうの」
220: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/07/18(木) 14:04:51.33 ID:LnLoabtm0
あたしは。
ゆっくりと、あった事を話す。
桐乃「……昨日と今日で、色々やなことがあって」
221: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/07/18(木) 14:05:19.11 ID:LnLoabtm0
泣いているのかいないのか、自分でも分からない。
だけど、声は震えていたと思う。
京介「変わる必要なんてねーよ」
222: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/07/18(木) 14:06:06.98 ID:LnLoabtm0
京介「俺はそんなお前が好きなんだ。 前に言ったろ? 俺だけはお前の味方だって」
京介「誰にどう言われようと、俺はお前のことが好きだぜ?」
桐乃「……京介」
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