過去ログ - 京介「ただいま」 桐乃「おかえり」
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223: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/07/18(木) 14:06:34.23 ID:LnLoabtm0
京介「……実はお前が男だったりとか?」
京介「いや、でもそうだとしても嫌いにはならねえな……むしろ、今までのことを考えるとなぁ」
桐乃「……なワケ無いでしょ。 ばか」
224: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/07/18(木) 14:07:10.77 ID:LnLoabtm0
桐乃「……ありがと。 んで、さっそく一つ頼みがあるんだケド」
京介「……さすがの切り替えの早さだな。 良いぜ、何だよ?」
あたしは想いを込めて言う。 今日は少し、素直になろうと。
225: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/07/18(木) 14:07:38.65 ID:LnLoabtm0
その日の夜。
桐乃「きたきたきたきたきたきたあああああああああああ!!」
京介「馬鹿! うるせーよ! もうちょい静かにやれ!」
226: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/07/18(木) 14:08:06.73 ID:LnLoabtm0
桐乃「……仕方ないなぁ。 ったく」
京介「ほら、セーブしとけよ? 一応」
桐乃「わかってるって。 ひひ」
227: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/07/18(木) 14:08:36.06 ID:LnLoabtm0
桐乃「うっはあ!! きたああ……んー!」
京介「うるせえっつうの! 少し黙ってろ!!」
京介はあたしの口を塞ぎ、声を遮る。
228: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/07/18(木) 14:09:03.64 ID:LnLoabtm0
次の日。
モデルの仕事が終わり、あやせと喫茶店。
あやせ「さっすが桐乃! 桐乃の言うとおりだったね」
229: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/07/18(木) 14:09:32.57 ID:LnLoabtm0
桐乃「そ、そう? なんか照れるなぁ」
あやせ「やっぱ桐乃はそうじゃなくっちゃ。 でも、どうして今日はそんなに元気良かったの?」
桐乃「……さ、さあ?」
230: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/07/18(木) 14:09:59.46 ID:LnLoabtm0
桐乃「そ、そんなことないって〜。 ただいつも通りってだけだよ?」
あやせ「そう? 事務所の人も、カメラマンの人も、今日はいつもより綺麗に写るって言ってたけど……」
桐乃「あ、あー! あたし用事思い出した! ごめんあやせ!!」
231: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/07/18(木) 14:10:29.60 ID:LnLoabtm0
桐乃「ただいまっ!」
玄関扉を開け、元気良く声を掛ける。
相手は勿論、あたしの兄貴で、あたしの彼氏。 あたしが一番、好きな人。
232: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/07/18(木) 14:10:56.22 ID:LnLoabtm0
桐乃「あたしを誰だと思ってんの? ばっちしだっつーの」
京介「へへ。 聞くまでも無かったなぁ。 それでこそ桐乃だ」
桐乃「ひひ。 じゃあ仕事終えて疲れてるあたしの為に、冷たいお茶入れてきて欲しいなぁ?」
233: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/07/18(木) 14:11:23.29 ID:LnLoabtm0
思えば、こんな風になるなんて誰が予想できたのだろう。
あたしと京介が、あれだけ仲が悪かったあたしたちが、今はこんな風になっているなんて。
……小学生のあたしからのメッセージ。 それに今なら笑って、優しく、返事が出来る。
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