過去ログ - 京介「ただいま」 桐乃「おかえり」
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83: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/07/16(火) 00:02:50.03 ID:bC2xh02r0
乙、感想ありがとうございます。
火曜日って確か、引き落としでss速報落ちる日でしたよね?
もう一本、投下致します。
84: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/07/16(火) 00:03:20.42 ID:bC2xh02r0
5月。
ゴールデンウィークに突入した初日。
桐乃の方は仕事があるらしく、朝から家を空けている。
85: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/07/16(火) 00:04:05.58 ID:bC2xh02r0
京介「今日はなにすんの? また俺をイジメんの?」
いつものメイド喫茶。 俺が座る対面には二人の友達。
黒猫「……この前のこと、まだ根に持っているのね。 つくづく借りを忘れない兄妹だわ」
86: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/07/16(火) 00:04:34.01 ID:bC2xh02r0
京介「今日はなにすんの? また俺をイジメんの?」
いつものメイド喫茶。 俺が座る対面には二人の友達。
黒猫「……この前のこと、まだ根に持っているのね。 つくづく借りを忘れない兄妹だわ」
87: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/07/16(火) 00:05:05.12 ID:bC2xh02r0
あの日の辛さは今でも覚えているぜ。 足が棒になってたからなぁ。 いつの間にか、アキバの地図が頭の中に出来ちまってるよ。
黒猫「良かったじゃない。 これで桐乃とのデートコースも完璧ね」
京介「俺が主導しても意味ねーだろ。 あいつが見たい所を基本的には回っているんだし」
88: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/07/16(火) 00:05:31.13 ID:bC2xh02r0
京介「……ほっとけ」
俺が恥ずかしさから視線を逸らすと、沙織が思い出したかの様に口を開く。
沙織「あ、そうでしたそうでした」
89: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/07/16(火) 00:05:57.48 ID:bC2xh02r0
沙織「これでござる。 海外へ行った時に姉上が買ってきた物なのですが」
京介「ふうん……って、これって酒じゃねえの?」
沙織が渡してきた物は、見た目がいかにもって感じの……ワインか? こりゃ。
90: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/07/16(火) 00:06:32.30 ID:bC2xh02r0
沙織「いえいえ。 そう見えるだけですな。 ただの葡萄ジュースでござるよ。 試しにひと口飲んで頂ければ、すぐに分かるかと」
黒猫「そう? なら」
つっても、一応ここは店だからな。 さすがにこの場で空けて飲む訳には……。
91: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/07/16(火) 00:08:03.61 ID:bC2xh02r0
黒猫「あら、本当。 美味しいわね」
声の方を見ると、黒猫はいつの間にか空けていたジュースとやらを口に運んでいた。
京介「……なんか、その格好でその色の飲み物飲んでいるのを見ると、マジで変な物体に見えてくるな」
92: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/07/16(火) 00:09:15.66 ID:bC2xh02r0
黒猫はそう言うと、俺の所に置かれたグラスにそれを注いだ。 その自然な動作から、日頃から日向ちゃんや珠希ちゃんに接している態度が伺える。 良いお姉ちゃんだよな、こいつ。
今でも桐乃は俺にそれはやってくれたことないんだよな。
……いや、逆か? 兄である俺がやってやるべきなのだろうか。
93: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/07/16(火) 00:09:56.80 ID:bC2xh02r0
黒猫に礼を言い、俺はグラスに口を付ける。
京介「ほんとだ。 うめーなこれ」
見た目は本当にワインその物だが……味は濃い葡萄ジュースって感じだな。
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