過去ログ - 京介「ただいま」 桐乃「おかえり」
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843: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/07/29(月) 13:08:17.69 ID:aRmYB5mg0
京介「いや、だから……桐乃が最近、若干太ってきてるんじゃないかなって」
桐乃「…………マジ?」
ケーキが乗った皿をテーブルの上に置き、俺のすぐ目の前まで来ながら、真剣な眼差しで桐乃は言う。
844: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/07/29(月) 13:08:45.88 ID:aRmYB5mg0
いつもなら嘘だと見破られていそうな物だが、桐乃にとってその事態は深刻な物だったらしい。
桐乃「う……」
明らかに焦っているのが分かった。 二の腕や腹を触り、確認を取っていたから。
845: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/07/29(月) 13:09:16.35 ID:aRmYB5mg0
桐乃「せなちーのお兄さんだっけ?」
京介「おう。 そうだ」
桐乃「あたしと……あたしとその人、どっちが大切なの?」
846: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/07/29(月) 13:09:48.70 ID:aRmYB5mg0
いや、勿論友達も大切だけどな。 赤城には今度何かしらの形で埋め合わせはするとして、明日は仕方ないが諦めて貰おう。 どうせあいつのことだしアダルトショップに行こうとか言い出すだろうしな。
つうか、こいつはこの前の温泉旅行以来、こんな感じで男心をくすぐる仕草を多用してくるようになったんだよ。 正直、俺の余命は後10年もある気がしなくなってきているぜ。
京介「分かった分かった。 明日はお前の為に使うよ」
847: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/07/29(月) 13:10:25.12 ID:aRmYB5mg0
そして次の日。
朝の講義を終えた後、俺は帰宅。 桐乃はテスト絡みで午前授業となっていたらしく、午後からのデートとなっている。
京介「そんで、どこ行くの?」
848: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/07/29(月) 13:10:54.99 ID:aRmYB5mg0
京介「ふうん。 まあそれなら良いけどよ。 なんで急に」
言ってから気付く。 昨日のことか……こうなるんだったら正直に言っておけば良かった。
でも待てよ。 これってつまり桐乃の水着が見れるってことだよな!? そ、そう考えるとこの選択は正解だった可能性が大……! 良くやった、俺!
849: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/07/29(月) 13:11:27.03 ID:aRmYB5mg0
京介「……まぁ。 別に俺はお前が太っても気にしねーぞ?」
桐乃「な、ち、違うっての!! なに言ってんの!?」
京介「それなら良いけどよ……」
850: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/07/29(月) 13:12:04.09 ID:aRmYB5mg0
京介「……は、はは。 それはちょっと」
桐乃「ほらほらぁ! なら決定! さっさと準備してよね!」
京介「でも、俺はお前の腹の感触好きだけど」
851: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/07/29(月) 13:12:31.48 ID:aRmYB5mg0
京介「き、桐乃が寝てる時に間違えて……とか?」
桐乃「……変態」
京介「あと、あれだ。 大分前にメルルの一番くじの件でお前の部屋に行った時、くすぐったときとか」
852: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/07/29(月) 13:13:02.28 ID:aRmYB5mg0
京介「お前がいつまで経っても大丈夫だって言わないからだろ!? そうしてれば俺もあんなことはしなかった!!」
京介「つうか、なんであの時お前は俺を出さなかったんだよ?」
桐乃「そ、それは! ……その、なんとなくだし」
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