過去ログ - 京介「ただいま」 桐乃「おかえり」
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894: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/07/30(火) 13:00:42.69 ID:BIV3Nzb40
桐乃「ふひ。 ふひひひ」
10月。 大学から家に戻ると、部屋の中では桐乃がエロゲーをやっていた。 珍しい光景では無い。 いつも通りの光景。
そんな桐乃の背中を見て、俺は後ろから抱き締める。
895: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/07/30(火) 13:01:08.90 ID:BIV3Nzb40
これが、俺と桐乃の間で最近流行っていること。
意味も無く相手を驚かせるというゲーム。
始まりがいつだったかは分からない。 気付いたら、何故か始まっていた目的も理由も不明のゲームだ。
896: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/07/30(火) 13:01:36.88 ID:BIV3Nzb40
桐乃の体に触れている腕から、鼓動を感じ取れる。 いつもより早く感じるそれは、驚いた所為だけでは無いかもしれない。
しかし、こいつに後ろから触れたときはあまり良い思い出が無いんだよね。 ふっつーに殴られるからな。 誰か分からないからってのもあったのかもしれないけど。
でも今は、そういうことも無くなった。
897: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/07/30(火) 13:02:33.53 ID:BIV3Nzb40
桐乃「ん。 まあね。 今回のはすごいんだよ! 妹達が立体的に描かれてて、表情もすっごい豊かなの! 可愛いよねぇ……」
だらしない顔をしながら、桐乃はPC画面を眺めている。
……なんつうかあれだ。 妹ゲーの妹キャラに嫉妬しそうな感じだぜ。
898: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/07/30(火) 13:03:02.01 ID:BIV3Nzb40
桐乃「その辺はだいじょーぶ。 設定で変えられるから。 男勝りな女の人だしね」
京介「へえ。 つうか、お前って女同士とかでってのに興味あるのか……?」
桐乃「な、ち、ちがうっての! たまたまそうだっただけ!」
899: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/07/30(火) 13:03:43.49 ID:BIV3Nzb40
桐乃「なに? 嬉しかった?」
京介「……嬉しくない訳ねえだろ。 馬鹿が」
桐乃「ひひ。 しすこーん!」
900: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/07/30(火) 13:04:12.40 ID:BIV3Nzb40
桐乃「だってそうじゃん? 京介お兄ちゃん」
京介「な……な!?」
京介「き、桐乃……今の、今のもう一回言ってくれ」
901: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/07/30(火) 13:04:46.38 ID:BIV3Nzb40
桐乃「きょ、京介お兄ちゃん」
京介「お前のことマジで愛してるわ!!」
言いながら、俺は桐乃を抱き締める。 抱き心地が良い奴だぜ、全く。
902: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/07/30(火) 13:05:13.64 ID:BIV3Nzb40
京介「だってよ、お前だって俺のこと、抱き締めてるし」
俺の背中側にはしっかりと小さな桐乃の手。 俺の服を掴んでいる。
桐乃「ち、ちがっ! これは……その、シスコン兄貴が嬉しいかなって思って……ってだけだし」
903: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/07/30(火) 13:06:09.71 ID:BIV3Nzb40
京介「ふううう。 疲れが取れるわあ」
湯船に浸かり、今後の作戦をまずは構築。
脳内で一人会議ってことだな。 議題は勿論、どうやってあの妹様に一矢報いるか、だ。
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