過去ログ - 京介「ただいま」 桐乃「おかえり」
↓ 1- 覧 板 20
982: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/07/31(水) 13:13:12.53 ID:qb8o4Hly0
黒猫「……そういうことね。 それで今日決めるのは、どんなサプライズをするか。 ということで良いかしら?」
沙織「その通りですな、黒猫氏。 拙者だけではどうにも考えが及ばず……皆さんの知恵を借りようかと思った所存で」
京介「と、言われてもな……あいつが喜びそうなサプライズねぇ」
983: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/07/31(水) 13:13:40.47 ID:qb8o4Hly0
黒猫は咳払いを一つすると、その内容を語り出す。
黒猫「まず、レンタルルームを借りるというのは大前提で良いかしら?」
沙織「ですな。 今年はそうしようと思っていますので」
984: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/07/31(水) 13:14:06.39 ID:qb8o4Hly0
黒猫「で、わたしと沙織がここよ」
次にコップを一つ取ると、今度はテーブルの隅にそれを置く。
桐乃と黒猫と沙織の位置関係は分かった。 うん。 この時点で嫌な予感がすげえするぜ。
985: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/07/31(水) 13:14:38.34 ID:qb8o4Hly0
京介「……一応聞くぜ。 どういう意味だ、それ」
黒猫「あなたが桐乃を押し倒しているという図ね。 で、わたしと沙織はそれを遠巻きに見ている」
京介「なんで押し倒さないといけねえんだよ!! しかもお前らの前でとか嫌すぎるわ!!」
986: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/07/31(水) 13:15:08.72 ID:qb8o4Hly0
京介「桐乃」
桐乃「な、なに? 急に後ろから声掛けないでよ」
京介「ちょっとこっち向いてくれ」
987: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/07/31(水) 13:15:35.60 ID:qb8o4Hly0
桐乃「んっ……ちょ、いきなり……」
言いながらも決して抵抗はしない桐乃。 それがどうしようもなく可愛く、俺は優しく、桐乃を押し倒す。
京介「……お前、やっぱり可愛いよな」
988: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/07/31(水) 13:16:02.34 ID:qb8o4Hly0
京介「……へへ、えへへへ」
黒猫「……沙織、この不審者を置いてとっとと帰りましょう」
沙織「京介氏……妄想の世界の住人になっておりますな……」
989: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/07/31(水) 13:16:30.00 ID:qb8o4Hly0
黒猫「ちょっとあなた、いつまでニヤけているのよ。 本当に通報するわよ」
京介「やめて! やめてくださいごめんなさい!!」
京介「……ん、ああ。 黒猫か……あやせかと思った」
990: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/07/31(水) 13:17:06.20 ID:qb8o4Hly0
黒猫「キスについてはひと言も言ってないわよ……?」
京介「そ、そうだっけ?」
黒猫「そうよ」
991: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/07/31(水) 13:17:33.29 ID:qb8o4Hly0
沙織「ですな。 折角ですから、皆さんで何かをしたいというのには、同意見でござるよ」
黒猫「さすがに冗談よ……だけど、実はもう一つあるわ。 聞きたい?」
京介「……次変なことを言ったらお前の信用度は底辺まで落ちるからな」
992: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/07/31(水) 13:18:22.96 ID:qb8o4Hly0
結局、その黒猫の案は桐乃が喜びそうで、沙織はそれに賛同した。
俺はまあ……少し恥ずかしいのもあるが、あいつが喜ぶならそれはそれで良いわけだし、渋々だが賛同となったんだけど。
しかし、なあ。 でも決まった物は仕方ない。 桐乃にはクリスマスパーティだと言って、連れて行くとすることにしよう。
1002Res/354.69 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。