過去ログ - 薫「魔法少女?」まどか「超能力者?」
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184:EP11「ミッドナイト レッド」8 ◆X/Lv.1Xswo[saga]
2013/10/27(日) 22:09:35.63 ID:L5Y2cW6g0

だが幻覚でなければこちらの攻撃がすり抜けるはずもない。

矛盾したこの現象に、ナオミは困惑した。

そうして考えている間にも、杏子は再び襲い掛かってきた。

ナオミは反撃を考えず、隙を見せずかわしつづけることに専念した。

サイキックで壁を作って槍をいなし、素早く動いて死角に回る。

(幻覚だとしても本物だとしても、いずれは消耗するはず)

が、そんなナオミの判断はあっさりと裏切られた。

「ちっ、うぜえ!」

そう言って杏子は槍を投網のように拡散させる。

「しまっ――」

それはまるでタコやイカの触手のように巻きついてナオミを捕らえようとする。

そのとき――

「サイキック・エアロガ!」

よく分からない技の名前とともに、ナオミの体が横に突き飛ばされた。

そのおかげでナオミを捕らえようとした杏子の攻撃は大きく外れる。

「あ、なにアンタ?」

露骨にいらだった声で、杏子は邪魔をした人間の方を振り向いた。

そこには青いショートカットの少女がいる。

「美樹さやか、特務エスパー候補生」

凛として、その少女――さやかは答えた。

「うぜえっ!」

杏子は刃を大きくした槍を手にさやかに襲い掛かる。

「右よ!」

そこにまた別の声が入ってきた。

その声に従ってさやかが右によけると、杏子の攻撃は見事に空振りした。

「にゃろーっ!」

杏子は空振りした槍をそのまま横薙ぎに振るう。


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