過去ログ - 薫「魔法少女?」まどか「超能力者?」
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196::EP12「ミッドナイト レッドA」6 ◆X/Lv.1Xswo[saga]
2013/11/10(日) 21:43:53.93 ID:4WHWCn+T0
「あいよ」

杏子は不満げにうなずくと、闇夜に大きく跳躍した。

 パンッ

その時、発砲音がなった。

「――なっ!?」

杏子が振り向くと、黄色い光の弾が自分に向かってきているのが見えた。

「ちいっ!」

とっさに新たな槍を取り出して投げつけ、光の弾にぶつけて相殺する。

そして杏子は後ろを向いたまま近場のビルに着地した。

「悪いけど、もう一仕事できたみたいだ」

そう言って顔を上げた杏子の視線の先、さっきまで居た屋上の上に、
一人の少女の姿があった。

「このあたりにいると思ったわ。あれだけの数の分身を正確に動かすには
あまり遠くでは不可能。でも本体を危険にさらすわけにはいかない。
だから分身で騒ぎを起こしておきながら本体は近くに隠れている。
あなたがよく使っていた手よ」

美しく整えられた縦ロールの髪の毛を輝かせ、アンティーク調の服装の
白い胸部とともに闇夜に浮き立っている。

「……杏子、逃がさないわよ!」

その少女――変身した巴マミは二丁の銃を両手に構えていた。

〔ほどほどにしてくれよ〕

「それですめばいいけどさ」

そんな短い返事を返して、杏子は携帯電話をしまった。

直後、黄色い銃弾が杏子を襲う。

杏子は上に跳んでそれを避けるが、ビルにめり込んだ銃弾からさらにリボンが伸びてきて杏子を追った。

杏子は空中で、血のついた槍を小瓶のようなものに変えて懐にしまうと、
新たな槍を出した。

しかし間に合わず、触手のように意思を持って動くリボンに捕まってしまう。

杏子を捕まえたことを確認して、マミはそばに飛び移ろうと大きく跳んだ。


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