過去ログ - 青年「君が俺に惚れたら『それ』取ってよ」
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1:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/14(日) 19:11:33.40 ID:J6ghgpl7O
少女「……」

青年「ねえ」

少女「いいですよ」

青年「あれ? 意外と素直」

少女「これが物語だとしたら、その方が面白いでしょう」

青年「もしそうなったら、悲しい話になるな」

少女「私はどうしようもなく悲しい、救いようのない話が好きなんです」

青年「いい趣味だ」

少女「貴方は?」

青年「俺は勇者が格好良く魔王を倒す話が好き」

少女「ありきたりですね」

青年「それがいいんだ。分かりやすくて」

少女「貴方は勇者でしょうか」

青年「ははっ。俺は魔王だろう」

少女「……」

青年「よし。いつまでもこんな暗い所にいないで、出発しようか」

少女「……」

青年「おーい。早く来いよー」


少女「どうして、そんなに悲しそうに笑うの……」

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2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/14(日) 19:14:35.66 ID:J6ghgpl7O
申し訳程度のファンタジー要素を含んだ恋物語になる予定です。


3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/14(日) 19:15:44.60 ID:J6ghgpl7O
『省かれた出会い』


青年「ぐがあっ!」

以下略



4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/14(日) 19:17:39.51 ID:J6ghgpl7O
青年「哀れなハムスター、俺」

少女「右の頬袋も膨らませてあげましょうか?」

青年「うう……むかつく。でも可愛いなー」
以下略



5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/14(日) 19:18:56.70 ID:J6ghgpl7O
少女「へえ。随分とコンパクトなお家ですね」

青年「そうだろう? もっと褒めるがいいさ!」

少女「……調子が狂う」
以下略



6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/14(日) 19:20:51.03 ID:J6ghgpl7O
青年「ソファーに座って」

少女「ありがとうございます」

姫「紅茶です。ミルクとお砂糖はどうしますか?」
以下略



7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/14(日) 19:21:58.10 ID:J6ghgpl7O
青年「ごく自然な反応、疑問だ。でも無駄だよ、姫」

姫「え?」

青年「彼女はその目隠しについては何も話さない」
以下略



8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/14(日) 19:23:13.19 ID:J6ghgpl7O
姫「依頼内容を話してもらえますか? マスター」

少女「マスター?」

青年「依頼人は俺達のご主人様。名前を言いたがらない人もいるから、一貫してそう呼ぶように決めたんだ」
以下略



9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/14(日) 19:27:10.05 ID:J6ghgpl7O
少女「ああ。そうですね」

少女「では、単刀直入に」

姫「はい」
以下略



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