過去ログ - 妖夢「これがソードアート・オンラインですか」
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2013/07/15(月) 09:18:05.44 ID:yDP7SWGp0
●冥界・白玉楼
茅場「ここは? ずいぶんと閑かな場所だが」
紫「死後の世界のひとつよ」
茅場「死後だと! ……幻想郷とは、また違うのか」
紫「ええ。あなたが欲していた異世界というものは、いくらでもあるわ。
この日本と関係しているものだけでも、幻想郷にはじまり、
仙界・天界・極楽・冥界・黄泉・地獄・魔界・妖精界・月都などもろもろ。
世界に目を広げれば、それこそたくさんね。私も実数なんて把握できないほどよ」
茅場「私はいったい、なにをしてきたのだ。ソードアート・オンラインを作って、
デスゲームを演出し、世界を創ったと豪語していたのは、ただのまやかしだったのか」
紫「あなたの事情なんかどうでもいいわ。さあ、彼女があなたの探していた妖夢よ。
ちなみに顕界との接続は私の能力にあの霊夢の力をプラスしてるわ」
茅場「……新手の虐待かね。顔中に心ない落書きがしてあるんだが。美人が台無しだろうに」
幽々子「だって、妖夢が眠りっぱなしでおやつを買ってきてくれないから〜〜。お腹すいた〜〜」
紫「あなたキャラ崩壊してるわよ」
幽々子「うらめしやー」
茅場「人魂? 亡霊? そういえば妖夢といったかな、この子も傍らにおおきな人魂が」
幽々子「私はご明察のとおり亡霊だけれど、妖夢は半人半霊、妖怪よ。
半分生きていて、半分死んでるわ。そういう種族なの」
茅場「……まさか異界の人にあらざる住人が、私のゲームをプレイしていたとは。
世の真実は近くにあったのか」
幽々子「純粋な剣士である妖夢にとって、剣一本で戦うあなたの世界こそ、
長年ずっと追い求めるものだったのよ。誇りなさい茅場晶彦。
あなたは人間でない本物の異相たる存在を、ここまで魅了するほどの世界を、
たとえ仮初めであったとしても創り出すことに成功したのだから」
茅場「なるほど、私はそういう意味では、夢を具現したといえるのか」
紫「ではそろそろ帰りましょうか。茅場晶彦、あなたはまだ、顕界ですべきことがあるわよね」
茅場「ああ。私にはやるべきことがある。だがひとつだけ、力を貸して欲しい」
紫「なにかしら」
茅場「このままでは攻略が早すぎて、私の準備が間に合わない。その手伝いをしてもらいたい」
紫「それで私になんの得があるの?」
茅場「世界を変革するささやかな可能性のスタートに、
立ち合える――歴史の目撃者ではなく、当事者として」
紫「面白そうね。暇だし、ここは乗ってあげてもいいわよ」
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