過去ログ - 操祈「好きでこんなことやってるわけじゃないわよぉ」美琴「その、ごめん」
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20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/15(月) 10:28:39.09 ID:cB3TxE+Go


「―――アンタ、いい加減にして」


 見上げていた飛行船。
 ムサシノ牛乳の広告。
 目をそらしていたものを強引に意識させるような食蜂操祈の豊満な乳房。
 ぎり、と奥歯を噛んでも怒りが消えない。
 嫉妬が、消えない。
 瞳の奥に粘性の炎が燃え上がる。
 いつもならば受け流せただろう。いつもならば。
 でも、今は違う。

 それを隠さないまま、振り返った。
 脱いだブラウスを羽織るように纏って、完全には胸元を隠しきれていない食蜂操祈がひっ、と小さく息を飲む。

 超能力者と超能力者。
 第三位と第五位。実はその差は決して圧倒的ではない。むしろ、互角。
 しかしこの状況においては戦闘能力の差は圧倒的だ。
 食蜂操祈の能力は御坂美琴には通用しない。
 一軍を屠れる火力に食蜂操祈は何一つ対応できない。
 一方的に嬲られる。

 もちろん、御坂美琴はそのような性格ではない。
 しかし『怒り』が混じっていた。『怯え』がそれを見抜いていた。



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