4: ◆FLVUV.9phY[saga]
2013/07/16(火) 07:15:01.99 ID:nChpEKv8o
えぇ、まぁだから。全力で瞬殺してやりましたとも。
でも本当に、なんで敵性を見出しているはずの私に対してあそこまで命を懸けられるのかしら。
そう言えば、
「悪いんだけれど、さっさと私のことを治療してもらえると助かるわ。何分こういうのは不得手なのよ。
自分で全部直すと手持ちのグリーフシードを全部使う羽目になるわ」
なんて言って笑っていたわね、彼女。
人をなんだと思っているのかしら。まぁ、きっちり治させてもらいましたけどね。
本当は、魔女に喰われそうなその瞬間に私は死ぬことを受け入れていた。
嫌だ、とも思わずに。ごめんなさい、とも思わずに。
ただ、死ぬんだ。と受け入れていた。そして、そんな無責任な自分が嫌になった。
だって、その場にはまだまだ普通の女の子のはずの鹿目さんと美樹さんがいたっていうのに、二人のことなんて私は全く考えていなかった。
何が、正義の魔法少女よ。何が希望を振りまく存在よ。
駄目ね、本当に。こんなんじゃ、私の元を離れて行った魔法少女のみんなに示しが使いないじゃない。
違う、そうじゃないでしょう。
鹿目さんと美樹さん、二人に合わせる顔がない。いいえ、二人だけじゃない。なにより暁美さんに合わせる顔がない。
そう言えば、普段よりも少しだけ『心の温度』が高いような気がするわね。
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