過去ログ - 上条「……誰だ、アンタ」禁書目録「――ッ!?」
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2013/07/16(火) 20:14:30.63 ID:57Xqv3xc0
人生とは何と皮肉なモノか。
神様はどれほどまでに、人間の忍耐力を試そうというのか。
二度と忘れる事の無くなった彼女は、
以下略
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2013/07/16(火) 20:14:59.73 ID:57Xqv3xc0
世界の禍福の量は、互いに足し引きゼロになるように出来ていると、古人は言った。
もしそれが正しいとすれば、インデックスが記憶を得たのと、それは引き換えのことだったのかも知れない。
いずれにせよ、確かな事は一つ。
以下略
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2013/07/16(火) 20:16:21.53 ID:57Xqv3xc0
インデックスは、その眼を、その声を、その顔を、一生忘れる事は無いだろう。
今の彼女にとって、唯一『絆』と呼べるものを得ることの出来た、ただ一人の少年。
以下略
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2013/07/16(火) 20:18:18.77 ID:57Xqv3xc0
月詠小萌は、上条当麻の通う学校の教師であり、
彼のクラスの担任であり、脳科学の専門家であり、
そしてこの学園都市において、上条当麻と一番付き合いの長い人間であった。
以下略
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2013/07/16(火) 20:19:33.00 ID:57Xqv3xc0
彼女は、嫌な予感を覚えていた。
彼女が帰宅した時、部屋の屋根には大きく穴があき、中は嵐でも通り過ぎた様にメチャクチャになっていた。
そしてそこに居るべき、シスターの少女と、かわいい教え子の姿が無かった。
以下略
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2013/07/16(火) 20:25:21.70 ID:57Xqv3xc0
――かくして、『冥土返し』が月詠小萌に告げた内容は、余りにも残酷なモノだった。
「彼は脳の、特に海馬に深刻なダメージを負ったんだね?」
以下略
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2013/07/16(火) 20:26:48.55 ID:57Xqv3xc0
インデックスは、拙い手つきで、林檎の皮を必死に剥いていた。
果物ナイフの刃で、何度も指を傷つけそうになりながら、
えっちらおっちらを皮を剥いて行く。
以下略
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2013/07/16(火) 20:28:05.26 ID:57Xqv3xc0
「……」
「――ッ!」
“元”当麻がふと、インデックスの方を向いた。
以下略
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2013/07/16(火) 20:29:02.45 ID:57Xqv3xc0
「上条ちゃんの、性格が?」
「そうなんだね?」
以下略
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2013/07/16(火) 20:29:16.85 ID:lVMINRl20
ゲコタ医師がうぜえ
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2013/07/16(火) 20:30:55.56 ID:57Xqv3xc0
「なあ、アンタ」
窓の外を、茫洋とした表情で見ていた“元”当麻は、
以下略
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