過去ログ - 道明寺歌鈴「道明寺の朝は早い」
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29:1 ◆lWfjP4x3Ao[saga]
2013/07/16(火) 21:20:55.68 ID:4aigMyjso

私は、悔しかった。許せなかった。
ただひたすらに一生懸命なだけの珠美ちゃんを、認めない人々を。
そして、傷ついている珠美ちゃんに対して、何もできない自分自信の無力さを。

そんな私の、どうしようもない訴えを聴きながら、珠美ちゃんが顔を上げて、私を見ています。
その両目から、大粒の涙がぽろぽろとこぼれています。
ですが、その顔は、なんだかとても穏やかです。

そんな珠美ちゃんを見てて、ふと我に返り、
ちょっと恥ずかしくて、なんとなく、話題を変えてることにしました。


歌鈴「ぐすっ…っつ、ぞ、ぞれにね…」


二人とも涙で顔がぐちゃぐちゃで。でも、それがなんだか恥ずかしいけど
ちょっとおかしくて、私は涙を流しながら笑顔になります。
珠美ちゃんも、つられて口元をほころばせます。


歌鈴「珠美ちゃんが空気読めない、なんて嘘ですよ」

珠美「え…い、いや、意外と読まないですよ?」

歌鈴「だって、うちに来るかって相談してた時、とっても遠慮してたじゃないですか」

珠美「それは、そ、その…」


ああいうのを『空気を読む』というのかどうか、実は私にはよくわかりません。
なにしろ、うちの事務所で、『空気を読む』ということできるのは、
私はPさんだけだと思ってますから。


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