過去ログ - 美琴「何、やってんのよ、アンタ」垣根「…………ッ!!」4
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23: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/07/20(土) 23:54:52.09 ID:M4DF9N/20
「まぁまぁ、そう早まるなって」

臨戦態勢を取る一方通行を宥めたのは敵対する木原数多。
その顔には相変わらず腹が立って仕方のない、どこまでも人を馬鹿にした笑顔が張り付いている。

「ンだァ? まさか命令されただけなンで助けてくださいなンて命乞いするつもりじゃねェだろォな」

「馬っ鹿かテメェは。なんで俺が命乞いなんかしなきゃならねぇんだ。
顔面涙と鼻水でぐしゃぐしゃにして命乞いすんのはテメェの方だろが。
そうじゃなくてよ、テメェのために手厚いもてなしを用意したっつっただろ」

「リボンでも付けてプレゼントしてくれンのか?
オイオイ、やめてくれよ。あまりに嬉しすぎてつい殺しちまいそォだ」

「ま、見てみれば分かるさ。嫌でも、脳の奥までな」

不気味な一言と共に、木原はノートパソコンで何か操作する。
エンターキーを一回押す。木原の取った行動はそれだけだった。
それに反応して、壁に取り付けられた大きなテレビのようなモニターのスイッチがつく。

最初はぼんやりとした映像。何が映っているのかは読み取れない。
だが数秒もすると映像は鮮明に何かを映し出した。監視カメラか何かの映像だろうか。
左上に『LIVE』と表示されているところを見るに、これは録画ではなくリアルタイムの映像らしい。

そこに映っているのは二人の人間。
どちらもひどく見覚えのある人間だった。
片方はまず間違いなく御坂美琴だろう。常盤台の制服が画面越しにもはっきりと読み取れる。
対峙している人間は仮面をつけ白い特殊な衣装を身に纏っていて、誰なのかは分からない。
何故だろうか、それなのに一方通行はその人物に強い既視感を覚えた。


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