188: ◆m03zzdT6fs[saga]
2013/09/09(月) 21:40:29.94 ID:0nmeJ36Po
『そんな、とんでもないですよ、千秋さん。千秋さんほど、かわいらしくて、魅力的な女性が好みでない人なんて、居るもんですか』
……我ながら、短絡的というか、何というか。誤解をされたくない、という想いが先走ったせいで、何か言ってはいけないことまで言いすぎた気もする。
「あの、えと、Pさん?」
かぁぁ、と顔を赤くしている千秋さんは、少し俯くと、
「その、私は愛想もないし、あまり話もできる方ではないのよ?」
と言って、自分を卑下する。いや、この場合はきっと照れ隠しなのだろうが、それでも私は、そんな千秋さんは見たくはないと思った。
『千秋さんは大人びていて、しっかりしていて、自分に芯があって。でも、年頃の女の子で、普通の女の子で、必死に頑張っている女の子で、なのにいつでも凛とした姿を見せる、そんな強い千秋さんが私は好きです』
言ってしまえ。そう思い、畳み掛けるように私は言葉を紡いだ。
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