過去ログ - モバP「凡人と第六感」
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95: ◆m03zzdT6fs[saga]
2013/08/17(土) 05:42:45.99 ID:4Y+/Hkh9o
 ただ、仮にだ。もし、もしもあのプロデューサーの言うとおり、私に営業の才能があるとするのならば――。

(やってやろうじゃあ、ないか)

 少し気合を入れると、パソコンの電源を立ち上げる。また、営業で使う宣材を整理し、制作する作業に没頭するためだ。
以下略



96: ◆m03zzdT6fs[saga]
2013/08/17(土) 05:45:31.28 ID:4Y+/Hkh9o
今回の更新は以上です。
遅筆をどうにかしたいものですね。

>>83
前作と世界観、登場人物の一部は共有していますが、読んでいなくても問題のないストーリー立てにする予定です。


97:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/08/17(土) 12:38:40.36 ID:ntEDcWcTo



98:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/08/17(土) 19:37:49.12 ID:qNHYBC8go
乙乙
大人の男をちゃんと書いてるな、と思う
面白いよ、ゆっくりでもいいさ


99:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/08/22(木) 03:12:56.04 ID:Ha95X2t8o
i.imgur.com
i.imgur.com
黒川千秋(20)


100:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/08/22(木) 13:30:56.63 ID:+ojAVOE9o

……ごめんね?

丁寧な話で、ドキドキハラハラとは違うある種の安心感があると思ってるよ
続きを待ってるから、ゆっくり書いてくれ


101: ◆m03zzdT6fs[saga]
2013/08/25(日) 05:46:09.29 ID:79dYTcmBo
 世の中とは、残酷な物である。理由は単純で、努力が報われるとは限らないからだ。

『……駄目みたいだな、やっぱり』

 私にしては珍しい、気合の入ったあの決意から六日。意気軒昂にして業火のように立ち上った私のやる気は、一日ごとに確実にそぎ落とされていた。
以下略



102: ◆m03zzdT6fs[saga]
2013/08/25(日) 05:46:40.07 ID:79dYTcmBo
『……もう、いいかな』

 諸々の諦めが混じった、そんな呟きを一つ零すと、私は決意表明の通り、この一週間近く行っていなかったあのバーへと、足を踏み出した。

 結局、明日がシンデレラガールズの社長への返答期限なわけではあるが、結論が出ているわけもなかった。
以下略



103: ◆m03zzdT6fs[saga]
2013/08/25(日) 05:47:08.68 ID:79dYTcmBo
『今日は……、すごいな。またクラシック曜日か』

 しばらく歩き、あのバーの看板が見えた。看板には黄色いチョークで書かれた”クラシック曜日”の文字が、店外の明かりに照らされている。

 本当に、私はクラシックに縁があるらしい。とはいえ、好きなクラシックジャンルがあるわけではないし、作曲家の名前も有名どころしか知らないわけだが。
以下略



104: ◆m03zzdT6fs[saga]
2013/08/25(日) 05:47:49.12 ID:79dYTcmBo
(こんな時間から……? 少し早すぎやしないか)

 そう思った。そもそも、この時間は昼間営業のカフェからバーへと営業移行をしている時間帯であり、ほとんど客は来ない。だいたい七時くらいより集まり始めるのだ。

 もっとも、営業移行しているだけで店が閉まっているわけではないし、出入りは自由なのだが……。
以下略



105: ◆m03zzdT6fs[saga]
2013/08/25(日) 05:49:32.29 ID:79dYTcmBo
 これ以上、いけない。

 私は、声に関しては門外漢もいい所だ。だが、この声は”不味い”。そう直感で感じていた。あの時彼女に感じていた”ガラス”の声などではない。これは”氷”の声だ。もはや彼女の声でさえない。

 私は急ぎ扉を閉めると、急ぎ足でステージへと駆け寄った。
以下略



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