1:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/24(水) 23:34:13.58 ID:WRWJlGzN0
ミキ、ハニーと結婚することになったんだ。
今、すっごく幸せなの。
隣でハニーが笑ってくれる。ハニーと一緒にいられる。
それが、ミキが目指してきたゴールでもあって、スタートなの。
ねえ、ハニー。
ミキはいま、しあわせだよ。
SSWiki : ss.vip2ch.com
2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/24(水) 23:35:12.94 ID:WRWJlGzN0
――――「トビラ」
3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/24(水) 23:35:44.05 ID:WRWJlGzN0
お風呂からあがって、バスタオル1枚と下着姿でソファに座ると、ハニーがこう切り出したの。
P「美希、明後日の土曜日なんだけど」
4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/24(水) 23:36:21.88 ID:WRWJlGzN0
美希「ねえ、ハニー」
P「うん?」
5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/24(水) 23:36:51.60 ID:WRWJlGzN0
P「もう充分ってくらいに愛してる」
美希「うん。それでも、あともう少しだけ」
6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/24(水) 23:37:51.18 ID:WRWJlGzN0
それは、ミキが生まれてきて2番目に幸せな夜だったなあ。
ハニーとご飯を食べて、告白されたあの日の次に。
ひとつになって、もっとハニーと結ばれたカンジ。
7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/24(水) 23:38:55.00 ID:WRWJlGzN0
美希「おはよーなのーっ」
律子「おはよう、美希」
8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/24(水) 23:39:34.77 ID:WRWJlGzN0
律子「美希の引退ライブのことでウチはてんてこ舞いよ」
美希「あはは……ごめんね」
9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/24(水) 23:40:40.78 ID:WRWJlGzN0
律子「それが17時まで、その後はスカイツリーの商業ビルでイベント。まあ、慣れてるから説明は省くわ」
美希「まかせるの!」
10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/24(水) 23:41:31.73 ID:WRWJlGzN0
律子さんが階段を使って、駆け下りていった。
響「さ、自分たちもエレベーターに乗ろう」
11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/24(水) 23:42:01.84 ID:WRWJlGzN0
なーんかおかしかったの。
下に向かってるはずなのに、身体が持ち上げられる感覚がしたって言うか。
美希「ねぇ、響。このエレ……」
12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/24(水) 23:42:46.61 ID:WRWJlGzN0
その”ミキ”は、さっき呼びかけた時とは違ってた。
響「……誰だか、分かる?」
13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/24(水) 23:43:29.75 ID:WRWJlGzN0
響「あのね?」
響は首を傾げて、
14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/24(水) 23:44:09.77 ID:WRWJlGzN0
美希「…………なに、それ」
響「でもね、ここのミキはトップアイドルで」
15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/24(水) 23:45:09.79 ID:WRWJlGzN0
美希「だ、だれかっ」
扉を叩いて、大声を出す。
開ボタンを何度も押す。
16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/24(水) 23:45:55.04 ID:WRWJlGzN0
響「春香はミキのことをハニーだと思って、何度も抱きついてくるし」
美希「っ……!」
17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/24(水) 23:46:24.65 ID:WRWJlGzN0
響「雪歩は社会復帰してないんだよ」
美希「…………ぅっ」
18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/24(水) 23:47:11.08 ID:WRWJlGzN0
響「幸せなミキなんていらないの」
美希「っ、っ……!」
19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/24(水) 23:47:59.90 ID:WRWJlGzN0
だんだん、呼吸ができなくなる。
何も考えられなくなってくる。
響「……えへへ」
20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/24(水) 23:48:53.00 ID:WRWJlGzN0
――。
目の前には、ミキ。
首には赤い跡がある。そして、気味の悪い笑顔を浮かべている。
21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/24(水) 23:49:23.02 ID:WRWJlGzN0
響「……!」
エレベーターが、また動き出した。
笑うミキがはっきりと見える。
28Res/12.18 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。