過去ログ - モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」part5
↓
1-
覧
板
20
530
:
◆EBFgUqOyPQ
[sage saga]
2013/08/07(水) 22:51:46.99 ID:Xn7R3ISMo
文香「日本には……慣れましたか?」
それを聞いたアーニャはすこし警戒しながら和菓子屋の店内から文香の方へ振り向いた。
文香はアーニャから視線を外しそのまま歩を進める。
アーニャは文香の少し後を着いていく。
アーニャ「ヤー……私が、日本に来て間もないことを、知っているのですか?」
文香「……新しい入居者だとか、日本語に慣れていないとかで、予想はできるでしょう?」
アーニャ「ニェート……いえ、それに、初対面の外国人に、『日本に慣れたか?』などとは、あまり聞かないでしょう。……しばらく付き合いがあった後に、聞くことのはずです」
文香は立ち止まって後ろにいたアーニャの方へと振り返る。
文香「……さすがですね。……確かに、私は、貴女を知っています。いえ、識っている……ですね」
アーニャ「知っている?」
文香「……ええ、貴女は私を知らないでしょうけど、私は貴女を識っているんです」
その言葉にアーニャはさらに警戒する。
文香「……ああ、身構えないでください。私に……敵意はないです。あなたを知っている理由は、頼まれたからなんです」
アーニャ「ブィール スプロースィヌ?……頼まれた?」
文香「……はい、あなたについて調べるように頼まれたのです」
アーニャ「……いったい……誰に?」
文香「……塩見周子さん、ご存知ですよね」
その名前が出てきて、アーニャは納得がいったのか警戒を少し解く。
その様子に文香も安心したのか少し息を吐いた。
アーニャ「周子さんに、頼まれたのですか?」
文香「……正確には、周子さんが、ある人に頼んで、その人が私に頼んだのです。……私は叔父の古書店の手伝いをしているのですが、そこにたまにお客としてやってくる人なんです」
アーニャ「……なるほど、そういうことだったのですか。プラシチー……すみませんでした」
文香「……いえ、気にしないでください」
<<前のレス[*]
|
次のレス[#]>>
1002Res/644.22 KB
↑[8]
前[4]
次[6]
板[3]
1-[1]
l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。
過去ログ - モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」part5 -SS速報VIP http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/kako/1374845516/
VIPサービス増築中!
携帯うpろだ
|
隙間うpろだ
Powered By
VIPservice