過去ログ - モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」part5
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69: ◆lhyaSqoHV6[saga]
2013/07/28(日) 05:19:09.29 ID:ofTpPcLJo

その頃はしご車の中では、数人の隊員が装置の確認をしていた。

「本部、現地に到着しました、これより発射体制に入ります」

司令『本部了解だ』

司令『今回使用する兵器だが、冷却装置が未完成につき、発射出来るのは一度きりとなる』

司令『しくじるなよ』

「了解!」

「砲身の展開、開始します」

「マイクロフュージョンバッテリーからの電力供給、異常無し」

「エネルギー充填開始」

「今のところは問題は無いな」



ピィ「(まだ攻撃始めないのかなあ……ダレてきたぞ)」

ピィがそんなことを考えていると、車両の方から「ガシン」と金属を打ち合わせたような機械的な音が連続して聞こえてきた。

ピィ「(うわっ!? 何事だ?)」

驚いて音のした方を向くと、車両に積まれた筒状の物体から二本の板が伸びていくのが見える。
続いて、甲高いモーター音のようなものが響いてきた。

ピィ「(なんだあれ……変形した?)」

志保「おっ、そろそろ撃つみたいですね」

志保「あれは発射体勢に入った感じですよ!」

椿「ピィさんにこれ、渡しておきますね」

ピィ「これは……耳当て?」

ピィの訝しむような視線に椿が答える。

椿「発射音で耳を傷めたら困りますから」

ピィ「(少し物々しくなってきたな)」

椿「詩織ちゃん、目標は確認できました?」

椿は、双眼鏡で憤怒の街を監視していた詩織に尋ねた。

詩織「ええ、ここからでも見えるわ」

この場所から憤怒の街の中心部までは20q程の距離がある。
その中心部のビル群の一棟の屋上に、目標の飛行型──『憤怒の翼竜』は居た。

詩織「アレ、結構大きいわね……」


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