過去ログ - モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」part5
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777: ◆lhyaSqoHV6[saga]
2013/08/12(月) 08:56:21.68 ID:S3u6ofFeo

博士「私の知り合いに連絡してみよう」

ミヤビ「知り合い……?」

博士「ああ、科学では解明できない事象を引き起こす者達だ」

博士「彼らなら、もしかすると月宮博士を助ける事が出来るかもしれない」

ミヤビ「本当に!?」

雅が思わず顔を綻ばせるが、博士はすぐにそれを否定する。

博士「しかし、可能性があるというだけだ……上手くいくかはわからない」

ミヤビ「うぅ……」

落胆する雅の様子を気にしないようにしながら、博士は言葉を続ける。

博士「この宇宙船が秘匿されていたところを見るに、あまり存在を知られたくは無いのだろう?」

博士「彼らに協力を仰ぐとなると、この宇宙船もある程度人の目につくことになるかもしれない」

博士「私からは信頼できる者達だと言っておくが……どうするかは君の判断に委ねるよ」

多くの人間に存在が知られるという事は、情報の漏れるリスクが高まるという事を意味している。
そうなると、宇宙犯罪組織の追手に勘付かれる危険もある……それはなるべく避けたい事態だった。

ミヤビ「……それでも」

博士の言わんとしている事を理解した雅は、俯きながらも意を決したような口調で答える。

ミヤビ「それでもみやびぃは、ママを助けたい!」

ミヤビ「例え上手くいくか分からなくても……悪い奴らに見つかる事になっても……!」

博士「そうか……分かった」

博士「我々が諦めなければ……月宮博士は助かると信じていれば、きっと上手くいくだろう」

雅の覚悟を受け取った博士は、馴染みの能力者組織『プロダクション』へと電話をかけるのだった。


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