過去ログ - 一夏「おれ……えと、私は織斑一夏と言います」
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2013/07/27(土) 02:21:53.02 ID:IUYxfxtp0
ラウラ『お前はどうして強い? どうしてその強さを得たのだ』
一夏『最初はただの遊びみたいなものだった。そこまで“強さ”なんてものにこだわっていなかった』
一夏『でも、どうしてもそれが必要だっていうことがわかったんだ』
一夏『あの日、テロリストに誘拐されて『モンド・グロッソ』2連覇の栄光を投げ出してまででも俺を助けに来てくれた織斑千冬を前にして、強くないものはこうやって誰かの足を引っ張るっていう罪悪感を覚えた』
一夏『だから、俺は“じィちゃん”の許で強くなろうと決めたんだ』
一夏『“強さ”はただ手段でしかない』
一夏『自分の全てを使ってでも守りたいと思えるものを守れなかったら、悔いても悔やみきれないだろう?』
一夏『“強さ”っていうのは本来そうあるべきものなんだよ』
ラウラ『それはまるであの人のようだ…………』
一夏『それはそうだろう。だって、世界覇者:織斑千冬を鍛え上げた人が“じィちゃん”なんだからさ』
一夏『姉弟揃って同じ人の許で修行をしたんだ。似て当然だよ』
一夏『ラウラ。だから、お前もそういう守りたいものを見つければいい。そうすれば、自然と力が湧いてくる』
一夏『今度はできるはずさ!』
一夏『だって、俺とお前は織斑千冬という同じ師を持つ兄弟子と妹弟子なのだから、できないという道理はない!』
一夏『困った時は頼るんだ!』
一夏『どうしても自分一人じゃ越えられない壁も“一人よりも二人”なら越えられるかもしれない!』
一夏『そうやって、一緒にあの人の高みにまでいこう』
一夏『――――――“一人よりも二人”だ』
一夏『もう、ひとりじゃないよ、ラウラ・ボーデヴィッヒ』
一夏『守ってやるよ』
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